軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 2 章 -

- 1 -

 地球を出発して数日後、真田はアクエリアスのガミラス作業基地に到着した。

「私はデスラー総統の命を受けた、ウラウルフであります」
「私は地球防衛軍科学局局長、真田志郎です。宜しくお願いします。ウラウルフ大佐」
 ウラウルフは技術者だが、デスラーの信が強いため大佐の地位に居るのだった。
 2人は握手を交わした。
 その夜、作業プランを確認しあった。
 そしてその数日の後、、早速作業を開始した。


 - 数日後 -
「ウラウルフ技術大佐、作業を始めましょう」
「了解しました真田局長、瞬間物質移送機始動!」
 ウラウルフ技術大佐は命令を発した。
 瞬間物質移送機で氷が少しづつ取り除かれていく。
「瞬間物質移送機の威力は抜群だな」
 瞬間物質移送機の効果は絶大で、ヤマトを傷つけることなく氷の塊を取り除いていった。

 その数日後、ヤマトは氷から出された。

「明日からは艦体の借り接合だな」
「ウラウルフ技術大佐、デスラー総統から通信です」
 ウラウルフの部下が報告する。
「繋いでくれ」
「はっ!」

 モニターにデスラーの姿が映る。
『ウラウルフ、作業状況はどうなっている?』
 ウラウルフはデスラーに敬礼をし、言った。
「本日で取出し作業は終了しました。今は破片の回収とワイヤーによる艦体の緒艇作業を行なっています。明日からは艦体の接合に入り、終了後、我がガルマン本星にて基本的整備を行い、地球の月基地へ牽引する予定です」
『うむ。では引き続き作業を急げてくれたまえ。ウラウルフ、地球側の責任者と代われ』
「はっ。暫し、お待ちください」
 ウラウルフは真田に通信を代わった。
「デスラーか。私は地球側現場責任者、真田志郎」
『やはり君か。真田、話しは急なのだが、今度私がシャルバート製のヤマト用波動エンジン増幅装置を贈ってやろう』
 デスラーの急な申し出に真田は吃驚した。
「それはありがたい。だが、デスラーどうやってシャルバートから?」
『心配要らんよ。亜空間通信で事の次第を話しておいたから』
「わかった、ではよろしく頼む。デスラー」
 スクリーンからデスラーの姿が消えた。

「作業を始めよう」
 真田は作業へと戻った。


- 2 -


 「ここに両国間の戦闘行為を全面的に停止し、また以後両国は軍事的協力関係を築くことが、両国ともに承認された!」

 以前このような協定が二国間で交わされていた。この時すでに両国間の戦争は手詰まり状態になりつつあったので、話はすぐにまとまった。だがその全ては、憎き地球とヤマトを倒すため・・・。

 そして今日、白色彗星帝国のズォーダーズと暗黒星団帝国のダークエンペラーの2人は、不気味な笑みを浮かべて停戦調印と同盟調印に調印した。また同じ頃、銀河ではボラー連邦とディンギル帝国が同盟を結んだ。
 双方の調印の場に居たのは、謎の超強力軍事国家の影・・・・。

「デッド・グレート聖大帝、銀河侵攻作戦の基本構想が出来ました」
 聖大帝の部下は報告した。
「よろしい。直ちに作戦を各戦線伝え実行させろ」
 聖大帝の命令は各戦線に伝えられた。
 
 
 その頃アンドロメダ星雲のズォーダーズは・・・
「目標は銀河系、地球だ!全軍、進軍せよ」
 ズォーダーズは殺された父の怨詛を晴らすべく、地球へ進路をとった。

 同じ頃ダークエンペラーも地球へ向け進撃を開始していた。
 

 地球防衛軍司令部ではアンドロメダ銀河から現れた彗星の姿を捉えており、司令部職員は慌ただしく各部署と連絡を取り合っていた。

「長官に報告だ。通信回路、開け!!」
「はっ!通信回路、開きます」
 スクリーンに長官の姿が映し出された。
「長官、長官、巨大な白色彗星が高速で我が銀河系に向かって来ています!!」
 司令部職員は慌てて言った。
「あの白色彗星と酷似しております」
『白色彗星だと!?』
 長官は問いただした。
『進路は?』
「進路は…!!??。目標は我が地球です!!」
 司令部職員の声のトーンが上がった。
『この大事な時に…不幸にもまた、彼らの予感が的中したか』
 それを聞いた長官は極秘計画の見直しを決意した。 
『例の計画の見直しにかかれ』
 長官はガルマン星での作業を諦め、アクエリアスから月基地に搬送中も作業を行なうことをデスラーに伝えた。
 地球とデスラーはこの脅威に気付き、移動要塞をアクエリアスヘ急ぎ向かわせた。
 ヤマト再建は、改造は果たして間に合うのだろうか・・・・。

- 3 -


 数日の後、デスラーはヤマト輸送の為ガイデル要塞(移動要塞)と要塞護衛の為に戦闘空母、デスラー砲装備艦を中心とする艦隊を護衛に付け、艦隊を出発させた。

――さらに数日後
「間もなく移動要塞が到着する。到着後ヤマトを格納し、月基地に向かう」

 そして数時間後、要塞が到着。ヤマトを収容した。

 

「ズォーダーズ大帝、間もなく赤色銀河に入ります」
 ズォーダーズは予定を変更し、赤色銀河に進路をとっていた。
「速度を落とせ。ダークエンペラーの到着を待つ」
「出力ダウン」
 彗星は速度を落とし、停止しする。
「周囲を警戒しろ」
 ズォーダーズは周囲の警戒を指示した。
「兵器開発部にガトランチス砲の開発を急がせろ…」
 ズォーダーズは対ヤマトの秘密兵器となるガトランチス砲を兵器開発部に命じた。ガトランチス砲を超弩級巨大戦艦に装備するつもりだった。
「畏まりました…作業に入ります」
 ズォーダーズは微笑した。
「ふっふっふ…見てろ。ヤマトめ!地球め!」

――ガイデル要塞内 
「そこ、何やっている速く接合しろ」
 ウラウルフは部下に激を飛ばしていた。
「しかし何故そう急ぐのです?大佐」
「デスラー総統から作業を急ぐようにとの連絡があったのだ。お前も早く作業にもどれ!」
 ガイデル要塞の中では、ヤマトの修復が急ピッチで進められていた。

 その頃、シャルバート星にデスラーの使者が着いていた。
「デスラー総統から話を聞きました。王家の墓へご案内します」
 エンジン用の増幅装置は既に運び出され、積み込みを待つだけの状態にされていた。
「平和の為に、死力を尽くしてください…」

 こうしてヤマトのエネルギー増幅装置となるべく、整備が急がれたのであった。
 その頃、ヤマトの再建もガイデル要塞で進んでいた。

 ヤマトが目覚める時はいつか?彗星の到達までに間に合うのか?ヤマトよ、再び地球の危機に立つのだ!

 

 - 4 -


 ヤマトがガイデル要塞に収容されて10日目。外装の修復はほとんど終了していた。アクエリアスからの運搬中にも、作業をしていた成果である。
「長官、ヤマトを収容したガミラス艦隊が11番惑星軌道に到達しました」
「うむ、真田くんに繋いでくれ」
 「はっ」

「どうかね真田くん、作業の進行状況は」
 敬礼をし、真田が言った。
『外装の修復ほとんど完了です』
「後どのくらい掛かるのだ?」
『大雑把に見積もって、半年ほどは掛かるかと・・・』
「うむ、、、、二ヶ月でやってはくれないか?」
『そんな・・・長官、また何か起こったのですか?』
 予定の大幅な変更もあり、真田は疑問を感じた。
「アンドロメダ方面より、巨大彗星が現れた」
『白色彗星の残党ですか?』
 真田は聞いた。
「残念ながらまだはっきりとは判らないのだ。しかし万が一の事態に備えて作業を急いで欲しいのだ。防衛艦の建造も平行して進めている」
『わかりました。最善を尽くさせて頂きます』
「頼んだぞ。真田君」
 スクリーンから長官の姿が消えた。

「ウラウルフ大佐、作業員は交代しつつフルタイムで作業を急がせろ」
「了解しました。真田技師、総統にはご連絡を?」
「そちらでお願いする」
 こうしてヤマトの修復は24時間態勢で行なわれることになった。

 同じ頃、ボラー連邦がデスラーとヤマトに復讐を晴らさんと、神べムラーゼ派が和平派を弾圧。軍備を増強し始めていた。

「神べムラーゼ派の同士よ。これよりガルマン・ガミラスを攻撃する。直ちに出撃準備にかかれ」
 ボラー連邦の新たな指導者『グレート・マルチェンコフ』は指令を発した。
 この時、ボラーはブラックホール砲艦を数100隻建造していた。すべては憎き、デスラーを倒すため!周到に準備に準備を重ねてきた結果だった。
 このブラックホール砲艦がガルマン星をブラックホール砲で消そうとしている事を、まだデスラーは知るよしもなかった。

- 5 -

 数日後、ガイデル要塞は月基地に到着した。
「長官。ガミラスのヤマトを輸送していた移動要塞が到着しました」
「よし直ちに内部作業に入らせろ」
「はっ!」
「そうだ。旧ヤマト乗組員に月基地へ行くよう命令してくれ」
 参謀は旧ヤマト乗組員に月基地へ行くよう命じた。

『旧ヤマト乗組員に告ぐ。直ちに宇宙港より月基地へ向かえ』
 そして数時間後、ヤマト乗組員は各々月基地へ向かった。


――月基地
「真田さん」
「古代、ここまで修復したぞ」
「大分進んでいますね」
「うむ、デスラーの協力もあってな」
「デスラーの?」
 古代は聞き返した。
「紹介しとこう。ガルマン・ガミラスのウラウルフ大佐だ」
 真田は古代たちにウラウルフを紹介した。
「ウラウルフです。デスラー総統に直に命を受けました。そうだ、明日にはシャルバートからエネルギー増幅装置が到着するはずです」
「古代、今度のヤマトはエンジン出力が以前とは比べ物にならないぐらいになるぞ。補助エンジンだけでも以前のメインエンジンに匹敵する出力があるからな」
「それは頼もしいですね。ところで改造は誰が?」
「山崎と徳川を中心に機関部員でしてもらう予定だ。既に以前のエンジンは撤去作業に入った。さらに、スーパーチャージャも改めて取りつけることになった」
 ヤマトにはスーパーチャージャ改の取りつけが防衛会議で承認されたのだった。
「真田さん、そのスーパーチャージャ改とはどう言うものなんです?」
「それについては今度説明する」
「改造はエンジンだけではない。波動砲を始め各種兵装なども含めて、二ヶ月でやらねばならないのだ」

 ヤマトの再建はいよいよ内部に入ったのであった。

 

第2章END...


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