軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 11 章 -

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「ヤマト、月軌道を通過しました」
 司令部員は報告した。
「ヤマトへ通信送れ」
 長官が言った。

 ヤマト――
「艦長、司令部より通信です」
「よし。パネルにまわしてくれ」
 メインスクリーンに長官が映し出された。
「古代、アンドロメダの幹部教育の方はどうだ?」
「まだ、対処には若干時間が掛かる感じです」
「止むえまい。このままヤマトに乗せておくわけにも行かない。・・・話は帰還後司令部で話そう」
 スクリーンからフッと長官の姿が消えた。
「島、着陸態勢に入れ」
「了解。ヤマト、着陸態勢に入ります」
 ヤマトはどんどん高度を下げて、海底に潜った。
「メイン停止」
 古代はメインエンジンの停止を命じた。
 ヤマトはドック内に停止した。
「ゲート閉鎖」
「船体を固定」
「ドック排水」
 古代は命じ、真田は作業をした。
「ドック排水作業完了」
「タラップをおろせ」
 タラップがプラットホームに下ろされた。
「長官、アンドロメダ幹部乗組員の教育、一通り終えました」
 古代は、ドックまで出迎えにきていた長官に報告した。
「ご苦労だったな、古代。真田くんはどこだ?」
「は、真田技師長でしたら、まだ艦内に居ると思います」

 長官は艦内に真田を探しに行った。
「真田くん、忙しい所申し訳ないが・・・」
 長官は真田にデスラーが送ってきた金属の話をした。
「その金属で作った装甲に取り替えろと、仰りたいのですか?」
「今から急いでやってどのくらい掛かるか?」
 真田は少し考え込んだ。
「加工にもよりますがやってみないとなんともいえません」
 ヤマトの暫しの休息は、さらなる改造に費やされることになった。

 

- 2 -


 ガルマン星――
「総統、こうも連日の訓練では、兵たちも持ちません・・・」
 タランは総統に言った。
「先の戦争で多くの戦力を失った。これ以上失う訳にはいかぬ」
「しかし、兵たちの休息と艦の改造時間も必要です。休息日には艦の改造に当たらせれば、戦闘中の艦の損傷でも直せるかと」
「・・・仕方あるまい。明日は、艦の改造日に当てよう」
 デスラーは明日を訓練休養日とした。
「総統、訓練と改造日の周期はどうしますか?」
「訓練と改造を交互に行こう。連日訓練すると、ボラーに気付かれるやも知れない。タラン全軍に通達せよ。明日は各人自分の艦の改造に当たれとな」
 タランはデスラーの命令を各部隊に伝えた。

 一方、太陽系付近でヤマトに破れ、逃走したカザンは――
「司令、このまま帰還する訳には・・・」
「だが、たった1隻ではな・・・。一旦、聖総統の母艦に戻り態勢を立て直さなければ、ヤマトを撃滅することは出来ない」
「しかし、とどめはあの時に刺せたのでは?」
「あの時は、油断したから逆にこっちが全滅するところだったからな」
「司令、ワープエネルギー回復しました」
 兵士がワープエネルギーが回復したことを報告した。
「目標、帝国母艦!!」
 カザンはワープの目標を告げた。
「ワープ!!!」
 カザンの乗った旗艦は、ワープで聖総統の母艦の居る空域にワープしていった。

 

- 3 -


「おいそこ、気をつけろ。不安定だぞ」
 真田は激を飛ばした。
「真田さん、司令部から直に来て欲しいとのことです」
 ドック兵は真田に伝令した。
「・・・。よし、分かった。」
 真田は司令部へ向かった。

「長官、急な用とはなんですか?」
「実はな、デスラーが送って来ている金属が不足していて、今ヤマトに必要な量が届くのに壱月ぐらい掛かるのだ」
「今は、防衛艦の建造に優先的に回されている。ヤマトのも少しずつ確保している」
「防衛艦が不足している状況でヤマトの大掛かりな改修は出来ない。それを解消するために封印されたアンドロメダを使って間にあせているのだ」
「と言いますと、アンドロメダの復活ですか?」
「そう言う事だ」
「まさか、自動管理方式ではないですか?」
 真田は聞いた。
「旗艦はヤマト式だが他の艦は人員不足で自動管理方式で行かざるを得ない状況だ」
「志願者を募って人員確保しているが訓練が追いつかない」
 そこへ参謀が慌てて入ってきた。
「長官、コスモナイトが不足して、建造が止まってしまいました!!」
「タイタンのコスモナイトが尽きたのか?」
「いえ、輸送がとても追いつきません」
「参謀、アンドロメダ型戦艦空母は完成したか?」
 長官は参謀に聞いた。
「防衛軍で建造の1隻は完成し、発進準備中です」
 アンドロメダ型戦艦空母とは白色彗星帝国戦の時に建造されていた増産型アンドロメダを戦艦空母に改造建造されたものだ。
 形はアンドロメダに似ているが艦載機や物資を大量に積むことが出来るため長距離移動が可能だ、言って見ればアンドロメダ版ヤマトだ。
「真田くん、ヤマトの整備は後どのくらい掛かるかね?」
「後、2時間ほど掛かります」
「古代、ヤマトの整備完了後アンドロメダ型戦艦空母を率いてコスモナイトを輸送してくれ」
 長官は同行していた古代に言った。
「わかりました。改造のほうはどういたしましょう?」
 古代が言った。
「うむ・・・中止せざるをえないだろう・・・。デスラーが送ってきてくれる金属が十分確保できれば、また改造をする」
「分かりました」

 古代と真田はヤマトへ戻って行った。

 

第11章END...


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