軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 12 章 -

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「総員、発進準備」
 古代は発進準備を艦内に流した。
「之よりヤマトは、完成したアンドロメダ形戦艦空母1隻のテスト航海を兼ねたコスモナイト輸送の護衛のため発進する。総員配置につけ!!」
 乗組員が慌ただしく発進準備を始めた。
「補助エンジンスタート」
「補助エンジン始動!」
 島は慣れて来たこともあり次々と作業を進めた。
「ドーム注水」
 真田はドームに注水を始めた。
「艦長、司令部より通信です」
 相原は報告した。
「メインに繋げ!」
「了解」
 スクリーンに長官が現れた。
「古代よ、アンドロメダ型戦艦空母の状況は如何だ?」
「注水完了後ドームより一緒に発進します」
「コスモナイトは後300隻分、最低でも必要なのだ。だが戦艦空母1隻では必要量載せることは不可能だ。搭載不可能分を、ヤマトで運搬してくれ」
「判りました」
 スクリーンから長官の姿が消えた。
「ドーム内水位、一杯になりました」
 真田は報告した。
「戦艦空母に指令、船体ロック解除」
「微速前進、ヤマトに続け」
 ヤマトと戦艦空母はドームから海中へ出た。
「波動エンジン始動1分前」
「海面まで後30秒」
 ヤマトの艦内にエンジンの心地よい響きが伝わってきた。
「波動エンジン始動、点火!」
 ヤマトと戦艦空母は海面に出ると同時に波動エンジンを点火してコスモナイト採取のため飛び立った。

 

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「波動エンジン大気圏外出力へ」
 ヤマトとアンドロメダ型戦艦空母は月から火星へワープするため出力を上げた。
「艦長、間もなく月軌道に入ります」
「ワープ一分前。総員安全ベルト着用」
 乗組員たちは安全ベルトを装着した。
「波動エンジン出力正常」
 山崎はコンソールのパワーゲージを見て報告した。
「ワープ10秒前」
「8…7…6…5…4…3…2…1…、ワープ!」
 島はワープスイッチを入れた。
 ヤマトがワープ空間に入ると後を追うように戦艦空母もワープした。
「ワープ終了!」
「艦の損傷認めず」
「戦艦空母は後を付いて来ているか?」
 古代は聞いた。
「ちょうど今、後方に空間歪曲反応を探知しました。通常空間に出た模様です」
 ヤマトより少し遅れて戦艦空母が現れた。
「之より土星衛星タイタンに向かう」

 ガルマン星――
「総統、本日の訓練結果は如何でしょうか?」
 タランはでスラーに聞いた。
「まだまだだ。艦の性能が上がって来たとは言えヤマトの攻撃前にダメージを与えることが出来ていない」
「総統、それは艦の性能に乗組員が付いて行けてないと言いたいのですか?」
「そう言う事だ。ガルンマンのオオカミの部下でもアレが限度だ」
「ドメラー艦隊兵士でもヤマト新人と変わらない。古代レベルになれば我がガミラスは最強になる」
「総統、あれから赤色銀河の艦隊は侵攻してくる気配はありませんが、一つ気になる情報があるのです」
「なんだ?言ってみろ、タラン」
「はっ、ヤマトが倒したはずの白色彗星が赤色銀河と・・・」
「何?白色彗星だと」
「そうです。あの白色彗星です」
「我々が今は無きガミラス星に別れを告げに行く途中に、監視していたレーダーから消えたのは総統も確認されたはずです」
「ボラーを一刻も早く叩いて対白色彗星の対策を講じねばならぬ」
「タラン、ヤマトを手動式で動かせるのか?」
「ウラウルフに聞いてみます」
 タランはウラウルフを呼び出した。
「お呼びですか?デスラー総統」
「ウラウルフ、ヤマトは実戦で使えるか?」
「あれは訓練のため急いで作ったため実戦に出すためには訓練を止めて今から再改造をする必要があります」
「そうか・・・今後全ての艦の改造と新造を平行しろ」
「はっ」
 デスラーの命はすぐさま全軍に指令された。

 

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 そのころヤマトと戦艦空母はタイタンでコスモナイトの採掘をしていた。
「アナライザー作業を急げ。何時敵が来るか判らないのだぞ」
「戦艦空母への積み込み作業は完了。これからヤマトへ積み込みを開始する」

 真田は作業船を指揮してヤマトへ積み込んでいた。

「ご苦労だったなアナライザー。もうヤマトへ戻れ。搭載量一杯になったぞ」
 アナライザーと作業船がヤマトへ戻り地球帰還の為発進準備に入った。
「之より地球帰還の為発進する。総員配置に就け」
 古代は全艦に命じた。
 エンジンはうねりを上げ動き始めた。
「全艦発進!」
 ヤマトと戦艦空母はタイタンを飛び立って一路地球へと進路をとった。

「ヤマトと戦艦空母、タイタンを発進しました」
 司令部職員は報告した。
「参謀。何時到着するか?」
 長官は参謀に聞いた。
「予定では明日早朝に帰還するはずです」

 翌朝・・・
「ヤマトと戦艦空母、月軌道を通過」
「哨戒艇を出しヤマトと戦艦空母を秘密ドックへ誘導しろ」
 長官の命で着陸態勢に入ったヤマトと戦艦空母を誘導のため哨戒艇が飛び立っていった。

「防衛軍司令部より通信。哨戒艇の誘導で秘密ドックへ入れ、とのことです」
「島、操縦を手動に切り替え哨戒艇に続け。戦艦空母も習え」
 古代は島と戦艦空母に命じた。
 
 ヤマトと戦艦空母は秘密ドックへ入った。
「之よりコスモナイトの荷下ろしを行う」
 真田の指揮で防衛軍専用貨物列車にヤマトと戦艦空母から降ろしたコスモナイトを各工場ごとの車両に積み込んだ。

 

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「長官、帰還したヤマトと戦艦空母から各工場に配送用の車両に乗せ換え作業完了しました」
「ご苦労だった。ヤマトを赤色銀河の探査に向かわせる為防衛会議を開く手配をしたまえ」
 参謀は慌ただしく防衛会議の招集を掛けた。


 ボラー本星――
「マルチェンコフ首相、最近デスラーが妙な動きをしておりますが・・・」
「妙な動きだと?」
「それがヤマトを使って何やら演習をしているようです」
 ハスキンは言った。
「ハイパーブラックホール砲の威力は確認できたし、デスラーを混乱に陥れることも出来たのだ。ハスキンよ、ガルマン艦を建造し、見方と思わせて攻撃するのだ!!」
「しかしそれは戦時条約に反するのでは・・・・?」
 マルチェンコフとハスキンは戦略を練っていた。
「それよりディンギルと赤色の者を呼べ。今度こそデスラーを亡き者にする」
「デスラーは何とか出来ても、まだ憎きヤマトが残りますが・・・」
「そう言えば、監視衛星がワープせずに目的地に向かうヤマトを捕らえた形跡があったのですが・・・」
「それは如何言う事だ!ハスキン」
「それはシャルバートの亜空間トンネルと酷似しておりました」
「ヤマトは今何処にいる?」
「今、地球で改装中のようです」
「デスラーを攻撃すればヤマトが出てくる」
「首相、それならこのハスキンに策がございます」
「言ってみろ!ハスキン。その策とやらを」
 マルチェンコフは聞いた。
「まずハイパーブラックホール砲艦をヤマトの出現空域に待ち伏せさせ、空間に歪が出たら・・・・」
 ハスキンは長々と説明した。
「之でデスラーの望みも消えうせデスラーを亡き者にした後地球を我等の奴隷にしてこき使ってやる」
 作戦の最終確認はディンギルの王と赤色の指令とで行われた。
 
 再び銀河中心部で、全面戦争が起ころうとしていた。 

 

第12章END...


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