軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 13 章 -

- 1 -

 赤色銀河――
「ミル指令、戦局は硬直していてデータが取れません」
 ミルの部下は報告した。
「このまま硬直状態が続けばデータが取れない・・・やむ得ない、最後の手段を使う」
「指令、あれを使うのですか?」
 兵士は聞き返した。
「そうだ。新火炎直撃砲の試射後、ワープで後退、データ収集を再開する。準備に入れ」
 ミルは大帝から命じられていた新火炎直撃砲のテストを命じた。
 火炎直撃砲とは、白色彗星帝国が地球艦隊を全滅寸前に追い込んだ兵器である。しかし、地の利を生かし土方の作戦でやぶれさったのであった。
「火炎直撃砲、エネルギー充填120%」
「発射!」
 ミルの艦首から敵艦へ新火炎直撃砲が発射された。

 赤色艦隊旗艦
「敵に発射反応!」
 旗艦兵士は報告した。
「敵弾到達まで・・・」
 突如周辺の艦が突然爆発、炎上した。
「敵は何処から撃った?」
「我が艦隊の射程外からです」
「おのれ・・・白色め!!」
 見方艦の謎の爆発が相次ぐ。
「指令、若しや火炎直撃砲では!?」
 一人の兵士が言った。
「火炎直撃砲だと!!??」
 
 ミル艦――
「新火炎直撃砲、次弾発射!」
 ミルは再び発射を命じた。
 ミル艦から敵にエネルギーが発射された。

 赤色艦旗艦――
「敵に再び発射反応!」
 兵士は叫んだ。
「無差別ワープだ!」
 赤色艦隊指令は命じた。
「ま、間に合いません!!」
 兵士の間に合いませんの言葉とともに新火炎直撃砲は旗艦に命中した。
 赤色艦隊がいた所には艦の残骸が残っていた。

 

- 2 -


 銀河系ボラー本星――
「作戦はお話したとおりです。御意見は御ありですか?」
 マルチェンコフはディンギルの王と赤色艦隊の指令に聞いた。
「デスラーは何とか出来るが、ヤマトは如何するのだ?」
 ディンギルの王は聞いた。
 ボラーとディンギルの王と赤色艦隊指令は綿密な作戦会議をおこなっていた。
「デスラーも武士。怒りの火が付いたデスラーはヤマトより厄介かもしれん・・・」
 その通りだった。怒りの炎が付いた復讐の鬼デスラーは、あのヤマトにも勝ったのだった。
「ヤマトはデスラーが応援を要請したら必ず出てくる。そこに罠を仕掛けるのだ」
「例えばブラックホールで・・・」
 ボラー本星の作戦司令室では綿密な作戦が練られていた。
「ヤマトを誘い出すには、ミサイルを地球に向け発射すれば如何だ?」
 ディンギルの王ルガーが提案した。
「しかし射程はどうなのだ?通常のミサイルでは限度があるぞ」
 赤色艦隊の指令が言った。
「艦艇を用い、それを地球付近で・・・?」
 ルガーが言う。
「それは確かにいい案だが、地球までどうやって行くのだ?必ず発射する前に発見、迎撃されるぞ」
「そうだが・・・」
「我が軍のワープミサイルではどうだろうか?」
「それは名案だ。早速実行しよう」
 ルガーの作戦は早速実行に移された。
「全艦発進準備!」
 マルチェンコフ、ルガー、赤色艦隊指令は命じた。
「ワープミサイル、地球に向け発射せよ」
 ボラーの基地や連合艦隊からミサイルが地球に向け雨のように発射した。
「全艦ガルマンへ進撃せよ!!」
 連合艦隊はガルマン星に進撃を開始した。

 ガルマン星――
「総統、連合艦隊が国境を越え侵入してきます!!」
「何、侵入してきただと・・・?」
 デスラーは顔を歪めて言った。
「監視衛星はどうした?働いていないのか?」
 デスラーは聞き返した。
「それが、ボラーのミサイルから妨害電波が出ていたためかと・・・」
 キーリングは報告した。
「それで、ミサイルの着弾予想場所は?」
「それが地球です」
「総統、敵はヤマトを引っ張り出すつもりでは?」
 タランは総統に聞いた。
「タラン、地球に緊急通信を送ってやれ」
 デスラーは慌しく指示を出し始めた。
「キーリング、全艦隊に出撃命令をかけろ」
「はっ、デスラー総統!」
「タラン、出撃するぞ!ついて来い」
 デスラーはタランを引き連れてデスラー艦へ急いだ。 

 

- 3 -


 地球防衛軍本部――
「緊急事態発生!緊急事態発生!!」
 防衛軍司令部は騒然としていた。
「何事だ!」
 長官が聞いた。
「それが、銀河系中心部よりミサイルが多数接近してきます」
「識別は?」
「ボラーのミサイルから複数のミサイルが出現しました」
「迎撃ミサイルを発射せよ」
 長官は各基地に命令を伝えた。
「迎撃可能な艦は何隻ある?」
 長官は参謀に聞いた。
「ヤマト以下先に完成したアンドロメダ型戦艦空母一隻、主力戦艦30隻、駆逐艦、護衛艦200隻です」
 参謀は答えた。
「それだけで全弾打ち落とせるか!?」
「やってみないとわかりません」
「長官、デスラーから緊急電報です」
 司令部職員は長官に手渡した。
 電文を見た長官は顔をしかめた。
「参謀、ヤマトに銀河系中心部に行くよう命じろ。完成した艦はミサイルの迎撃とヤマトの出撃護衛を命じろ」
 長官の命令はヤマトと完成した防衛艦の艦長に伝えられた。
 長官の命で休暇中のヤマト乗組員にも緊急呼び出しがかけられた。
「ミサイル土星軌道を通過!地球まであと2時間」 
 司令部はさらに騒然となった。
「迎撃出撃まで後どのくらいかかるか?」
「迎撃出撃まであと30分かかります」
 その時各艦に乗組員が集まり始めていた。

 

- 4 -


 デスラー艦艦橋―
「敵連合艦隊急速接近中!」
「主砲最大射程まで10宇宙キロ」
「ドメラー艦隊以下最大射程まで90宇宙キロ」
「全艦主砲発射準備!」
「全艦主砲発射準備!」
 デスラーが命じ、タランは復唱した。

 赤色・ボラー・ディンギル連合艦隊旗艦―
「全空母へ、艦載機を発進させ敵空母を撃滅せよ」
 マルチェンコフは命じた。
 ボラー艦隊の全空母から戦闘機がガルマン艦目掛けて発進していった。

 連合艦隊ルガー艦――
「水雷母艦へ、ハイパー・放射ミサイルを持って撃滅せよ」
 ルガーは水雷母艦へ命じた。
 複数の水雷母艦から水雷艇が次々と飛び立っていった。

 連合艦隊赤色星団旗艦――
「全艦、最大射程で砲撃せよ!」
 各陣営はガルマンへ攻撃開始を命じた。

 デスラー艦艦橋――
「敵艦載機及び水雷艇急速接近中!」
 デスラー艦兵士は報告した。
「ドメラー艦隊へ艦載機を瞬間物質移送機で艦載機を最前線に送り込め」
「敵水雷艇よりハイパー・放射ミサイルが発射されました」
 兵士は叫んだ。
「ハイパー・放射ミサイル防御装置作動!!」 
 ハイパー・放射ミサイル防御装置が作動する前に数隻がミサイルの餌食になった。
「全艦攻撃開始!」
「ハイパー・放射ミサイル防御装置作動しました」
 デスラーの号令か敵連合艦隊に攻撃が開始され銀河大戦が勃発した。

 

- 5 -


「迎撃機発進準備完了」
「瞬間物質移送機作動準備完了」
 兵士は報告した。
「迎撃機発進!」
 ドメラーはデスラーの命を実行した。
 ドメラー艦隊空母から戦闘機、雷撃機が発進していった。
「総統、ドメラー艦隊から戦闘機が迎撃発進しました」
 タランは総統に報告した。
「ドメラー、戦闘機を一機も残さず落とせ!」
 デスラーは通信で指示を伝えた。
 ガルマンの戦闘機が発進して少し離れた空域で、激しい銃撃戦が始まった。
「ハイパー・放射ミサイルを一発も撃たせるな」
 デスラーは全艦載機に激をとばした。
 ガルマン戦闘機のパイロットは奮闘したが、全ての敵機を落とせず、水雷艇からミサイルが発射された。
「敵艦載機が多すぎて、迎撃が間に合いません!!」
「全艦、主砲にガルマンカートリッジ弾を装填せよ」
「全艦主砲にガルマンカートリッジ弾装填」
 タランはデスラーの命を復唱し各艦に伝えた。
 ガルマンの全ての艦の主砲にカートリッジ弾が迅速に装填された。
「ドメラー艦隊は水雷母艦を、その他の艦は戦艦を我が艦は敵旗艦級戦艦を砲撃せよ」
 デスラーは各艦に命令した。
「砲撃開始!!」
 デスラーの号令下、一斉砲撃が始まった。
 ガルマン艦から敵艦へ目掛け、弾道が延びていった。

 連合艦隊――
「ガルマン艦に発射反応!!」
 連合艦隊兵士は報告した。
「全艦砲撃用意!目標ガルマン艦。撃てー!!」
 連合艦隊からガルマン艦へ艦砲射撃が始められた。
「水雷母艦9隻被弾!爆発」
「空母、滑走路破損!!」
「ガルマン艦23隻に命中を確認!!」

 デスラー艦艦橋――
「見方戦闘艦、21隻沈没!」
「デスラー魚雷、発射準備」
「デスラー魚雷発射準備」
「魚雷発射準備完了!」
「発射!」
 デスラーは魚雷発射を命じた。
 双方の砲撃は、お互いに多くの被害が出ていた。
「損傷した艦は戦闘空域より離脱、すぐ修復作業に入れ」
 ガルマンは訓練の成果もあり、被弾破損した艦は直ぐに修理に入った。

 

第13章END...


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