軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 17 章 -

- 1 -

  ドメラーは空母に攻撃させるタイミングを図っていた。
「ドメラー指令、全砲門にガルマンカートリジ弾の装填完了しました」
 兵士は報告した。
「時間が掛かりすぎだ!チャンスを逃したら如何するのだ。もっと迅速に装填しろ!」
 ドメラーは兵士を叱責した。
「全空母へ、艦載機発進させよ!」
 ドメラー艦隊空母から発進した艦載機は瞬間物質移送機で次々送り込まれた。

 ブラックホール艦隊――
「撃ってくる気配はないな・・・撃たれる前に撃破しろ!」
 ブラックホール砲艦隊指令は攻撃開始を命じた。
 ブラックホール砲艦隊は最大射程で砲撃し始めた。

 ガルマン機は敵艦隊の後方に出現した。

 ドメラー艦隊――
「敵の砲撃が始まりました」
 ドメラー艦兵士は報告した。
「今だ!空母艦載機攻撃開始!」
 ドメラーは空母艦載機に攻撃開始を命じた。
「全艦、敵艦へ照準合わせろ!」

 ブラックホール砲艦隊旗艦――
「わっはっはっはっはっはっ」
 指令は高笑いをした。
「目標、ガルマン艦心臓部。撃て!」
 指令が命じて攻撃しようとした時激しい衝撃と閃光が襲った。
「何が起こったのだ?」
 指令は聞いた。
「敵艦載機の攻撃です」
「何?ガルマン機の攻撃だと?」
「レーダー手は何をしていた!」
「それが突然現れましたので・・・」
「レーダー、破損!」
「デスラー戦法か・・・おのれ〜ガルマンのオオカミめ。迎撃機を出せ!」
 指令は迎撃機発進を命じた。
「はっはっ。迎撃機発進せよ!」

 ドメラー艦――
「ドメラー指令、敵艦載機が発進してきます」
「よし全艦載機に告ぐ砲撃射程外に退避しろ」
 ドメラーの命令で艦載機は敵艦隊から離れていった。  
 
 ブラックホール砲艦隊旗艦――
「指令、敵機が退却していきます」
「逃がすな!全艦載機で撃墜しろ!」
 指令は命じた。
 ブラックホール砲艦から迎撃機が発進してガルマン機を追撃し始めた。
 
 ドメラー艦――
「ボラー機は空母艦載機が引きつけた。全艦砲撃せよ!」
 
 ドメラー艦隊の発射したカートリッジ弾は次々敵艦に命中していった。


 ブラックホール砲艦隊旗艦――
「見方艦爆発!」
 兵士は報告した。
「ブラックホール砲を無差別乱射しろ!」
 指令は命じた。
 その間にも見方艦は沈んでいってた。
「指令!ガルマンのオオカミの策略にはまってしまったのでは?」
 兵士は聞いた。
「おのれ〜艦載機はレーダーを破壊して迎撃機を引き付ける為だったのか・・・」
 指令が気づいて慌てている間にも誘爆が続いていた。
「指令、早く離脱しないと本艦にも誘爆が及びます」

 ドメラー艦――
「ブラックホール艦は旗艦と思われる以外は撃沈しました」
 兵士は報告した。
「逃がすな!全艦、集中砲撃で止めをさせ!」
 ドメラーは命じた。

 ブラックホール艦隊旗艦――
「指令、ガルマンのオオカミの集中砲撃です。早くワープを・・・」
 兵士は指示を促した。
「無差別ワープ!」
 指令はワープを命じた。
 その時、艦に爆音が響いた。
「機関室付近に被弾!ワープ不能です」
 兵士は報告した。
「こうなったら最後の手段だ!ガルマン艦を道ずれにしてやる。起爆装置セットせよ」
 指令は起爆装置のセットを命じた。 
 兵士は起爆装置をセットした。
「ふっふっふっふっ、我が艦が爆発すればブラックホールが発生しガルマン艦を道ずれにしてくれる」
「起爆装置セット完了しました」
 兵士は報告した。
「全速前進!ガルマン艦へ突進」
 指令はガルマン艦へ突進を命じた。
 
 ドメラー艦――
「ドメラー指令、敵が突進してきます」
 兵士は報告した。
「回避せよ!」
 ドメラーは回避を命じた。
「間に合いません」
 兵士は叫んだ。

 ブラックホール艦――
「今更回避し始めても無駄だ。自爆装置スイッチオン!」
 指令は自爆装置を入れた。


 ブラックホール砲艦はガルマン艦から少し離れた所で爆発した。
 その爆発に巻き込まれ数隻のガルマン艦も誘獏した。

 ドメラー艦――
「ドメラー指令、敵艦が自爆しブラックホールが発生しました」
 兵士は報告した。
「機関全速離脱!」
 ドメラーは全速離脱を命じた。
 その間に敵艦の自爆によって発生したブラックホールに次々とガルマン艦が飲み込まれていった。
 そのころ機関出力の大きかったドメラー艦はブラックホールの影響外へ脱出していた。
「我が艦隊の被害は・・・」
 ドメラーは聞いた。
「ほ、本艦以外全滅・・・本艦も損傷箇所多数。全砲塔破損」
 無事逃げ切れたドメラー艦の被害も甚大な物だった。

 

- 2 -



「総統、後方の敵は全滅しました」
 タランは報告した。
「我が艦隊の被害は・・・」
 デスラーは聞いた。
「ドメラー艦以外壊滅・・・ドメラー艦も甚大な被害を受けていて戦闘不能です」
「タラン、ドメラー艦の修理にはどの位かかりそうか?」
「損傷箇所が多い為、20時間はかかるかと思われます」
「問題は前方の大艦隊を如何処理するかが問題だな」
「タラン、我が残存艦隊とヤマトでドメラー艦戦列復帰持ちこたえられそうか?」
 デスラーはタランに聞いた。
「何とかなると思います」
 タランは答えた。

 ヤマト――
「艦長、敵の数約3000」
 太田は報告した。
「敵に攻撃の動きは?」
 古代は聞いた。
「今のところありません」
「コスモタイガーと雷撃機の燃料補給は完了したか?」
「間もなく全機完了します」
「良し、燃料補給後発進せよ」
 
 艦載機格納庫――
「おい、加藤お前らの隊はマシンの調子は良いのか?」
 坂本は加藤に聞いた。
「こっちは整備は万全だぜ。坂本先輩のほうは如何なのですか?」
 加藤は聞いた。
「コッチも良好だぜ!」
 艦載機は燃料補給後再び発進していった。

 

- 3 -

 


 連合艦隊の対空砲はヤマト艦載機を数機打ち落とした。

 ヤマト――
「コスモタイガー10番、15番撃墜されました」
 太田は報告した。
「加藤、坂本攻撃開始」
 古代は加藤と坂本に攻撃開始を命じた。

 デスラー艦――
「目標敵艦。全艦砲撃開始」
 デスラーは砲撃開始を命じた。
 
 ヤマト艦載機とデスラー艦隊の攻撃で連合艦隊の護衛艦等は次々沈んで入った。
 また、敵もヤマト艦載機を打ち落として行った。

 ヤマト――
「加藤、坂本!ヤマトの射程外へ退避せよ」
 古代は命じた。
「了解!」
 加藤と坂本は返答した。
「此方、加藤機。全機射程外へ退避」
「此方、坂本機。全雷撃機射程外へ退避」
 加藤と坂本はそれぞれに命じた。

 デスラー艦――
「総統、敵旗艦級には通常攻撃が効きません」
 タランは報告した。
「ガルマンカートリッジ弾を装填せよ!」
 デスラーは命じた。
「総統、全弾使用していて在りません。現在艦内工場で製造中ですが間に合いません」
「通常弾も先ほどの砲撃で底をつきました。ヤマト到着までの数日間で殆ど消耗しておりました上、ドメラー艦隊も壊滅しております」
 タランは報告した。
「デスラー魚雷もか?」
「はい。後デスラー機雷もです」
「後はデスラー砲だけか・・・」
「はい・・・」
「全艦、デスラー砲発射準備!」
 デスラーはデスラー砲の準備を命じた。

 連合艦隊――
「主力艦前へ・・・ヤマトとガルマン艦を砲撃せよ」
 マルチェンコフは主力艦を陣形の前へ出るよう命じた。
「首相に報告!ガルマン艦艦首のエネルギーが上昇しております」
 兵士は報告した。
「デスラーよ撃たせるものか・・・全艦ガルマン艦を集中攻撃せよ」
 マルチェンコフは命じた。
「首相、ヤマトの波動砲も封じておいたほうが宜しいのでは?」
 兵士は進言した。
「第二艦隊はヤマトの波動砲口と主砲を破壊せよ」
 連合艦隊はヤマトとデスラー艦隊に激しい砲撃を始めた。

 

- 4 -

 


「総統、敵から砲撃が始まりました」
 タランは報告した。
「発射準備を急げ!」
 その時デスラー艦に爆発音と衝撃が襲った。
「艦首デスラー砲口に被弾!デスラー砲発射不能」
 兵士は報告した。
「タラン、他の艦は?」
 デスラーはタランに聞いた。
「他の艦も発射不能。爆発した船も御座います」
 タランは報告した。
「ヤマトは撃てるのか?」
「はっ、現在敵の集中放火を受けつつも交戦中!」

 ヤマト――
「第一砲塔、被弾大破!」
「此方第三艦橋、敵弾命中。ぐわっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「左舷、前方被弾!」
 ヤマトは各所に被弾炎上していた。
「波動砲発射準備!」
 古代は波動砲発射準備を命じた。
「一番副砲大破、使用不能」
「エネルギー充填60%」
 山崎機関長はコンソールで波動砲発射準備を進めていた。
「右舷展望室被弾大破」
 波動砲発射準備の間にもヤマトの被弾箇所は増え主砲、副砲は使用不能にされた。
「対ショック対閃光防御。波動砲発射十秒前」
 斉藤がカウントダウンを始めようとした時敵弾が命中した。
「波動砲発射管制室付近に被弾!」
 第一艦橋に報告が来た。
「何?波動砲発射中止!」
 古代は命じた。
「波動砲の回路が壊れていたら事だぞ古代・・・」
「波動砲管制室回路切り替えは出来るか?」
 管制室員は大破した回路を調べた。
「此方、波動砲管制室。次元波動砲の回路は生きています」
 管制室員は報告した。
「しめた!古代、之で波動砲内に溜まったエネルギーを出せるぞ!」
 真田は自席のパネルを操作し始めた。
「波動砲、次元モードに切り替えろ」
 古代は命じた。

 連合艦隊――
「ふっふっふっふっふっ。各陣営切り札でトドメだ!」
 マルチェンコフは命じた。
「ハイパー・ブラックホール砲発射用意!」
「反ニュートリノビーム砲用意!」
「赤色砲発射用意!」
 各陣営の指令はそれぞれ命令した。
「各陣営エネルギー充填完了!」
「全艦、我らの射程影響外へ退避!」
 各陣営の司令艦を隠していた艦が安全なところへ退避した。
「発射1分前」 

 ヤマト――
「次元波動砲発射1分前」
 
 敵艦隊・・・
「発射10秒前」
 敵艦隊はカウントダウンをはじめた。

 ヤマト――
「発射10秒前」
 ヤマトもカウントダウをはじめた。

「発射!」
 敵はそれぞれ超兵器を発射した。

「発射ぁぁぁぁぁ!」
 ヤマトもまた超兵器を発射した。
 ヤマトの波動砲からはエネルギーは発射されなかった。
「敵弾到達まで20秒」
 太田は報告した。
 その時、遅れてヤマトの波動砲は火を吹いた。

 

- 5 -

 


「指令、ヤマトが波動砲を撃ってきました」
 兵士は報告した。
「撃てるはずが無かろう・・・波動砲も封じたはずだ。何かの間違いではないのか?」
「指令、艦の周辺に空間湾曲反応です」
 兵士は叫んだ。
「何?空間湾曲反応だと」
 指令は問いただした。
「此のままでは強制的にワープさせられ戦闘から排除されます」
「回避しろ!」
 指令は命じた。
「無理です。回避は不能です」
 その間にも連合艦隊は次々と戦闘から排除されていった。
「覚えておれ!ヤマト、デスラー次こそ完全に葬り去ってやる」
 指令艦もワープさせられその空域にはヤマトとがルマン艦隊だけしか残っていなかった。


 ヤマト――
「真田さん、今のは?」
 古代は真田に聞いた。
「今のが次元波動砲だ。効果は見ての通りだ」
「真田さん、説明よりも修復の指揮の方をお願いします」
「判った」
「此方、真田!被害損傷状況を報告してくれ」
 真田は各箇所に損傷状況を聞いた。
 真田の下に損傷状況がドンドン伝えられた。

「外部から修復に入れ!」

「艦長、デスラーから通信です」
 相原は報告した。
「メインに繋げ!」
「了解」
 少ししてデスラーがスクリーンに現れた。
『古代・・・何とか片付いたようだな』
「デスラーの方は大丈夫なのか?」
『艦隊を遣られたので新しく艦を作らないと・・・』
 その時、副官がデスラーに耳打ちした。
『古代、後ほど話そう』
 スクリーンからデスラーの姿が消えた。


 デスラー艦――
「全艦、ガルマン星へ進路を取れ!」
 デスラーの命令下、残存艦が続いた。
 残存艦の全てが被弾損傷していた。


 ヤマト――
「反転、ガルマン星に進路を取れ」
「了解、ガルマン星に進路を取ります」
 ヤマトはガルマン艦の後に続いた。

 

第17章END...


次章「第18章」へ

>>再建篇トップへ戻る

※当作品は、原作とは一切関係ありません※
COPYRIGHT (C) グレートヤマト/軍艦やまと<宇宙戦艦ヤマト-再建篇->製作委員会