軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 18 章 -

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 ドメラー艦隊の帰還した数時間後・・・
「全艦着陸後総員直ちに退艦せよ!」
 デスラーは全艦の兵士に命じた。

 着陸後全ての乗員が退艦した直後デスラー艦が大爆発を起した。
「デスラー総統。御無事でしたか」
 出迎えに来ていたキーリングが聞いた。
「それよりキーリング負傷者の搬送を指揮しろ!」
「はっはっ」
 キーリングは医療チームを指揮し始めた。
「タラン、ウラウルフを呼びたまえ」
 デスラーはタランにウラウルフを呼ぶように命じた。
「はっはっ、直ぐに呼び出します」
 タランはドメラー艦隊の修復指揮を執っていたウラウルフを呼び出した。
「お呼びですか?デスラー総統」
「忙しいところすまんがお前にやってもらいたい事がある」
「そのやってもらいたい事とは?」
 ウラウルフは聞いた。
「やって貰いたいこととはネオ・デスラー艦の建造とガルマンヤマトの改造だ」
「仕様等は如何致しましょう?」
 ウラウルフは聞いた。
「ガルマンヤマトは手動式に改良せよ!」
「私の艦は之から協議を行う。後で私の作戦室まで来てくれ給え」
「はっはっ、デスラー総統」
 ウラウルフは艦の修復の指揮のため現場に戻っていった。


 デスラーが指定した時刻――
「お待たせして申し訳ありません。デスラー総統」
 ウラウルフは詫びを言った。
「君が詫びることは無い。艦隊の修復状況は如何だ?」
 デスラーは聞いた。
「船体の大きいドメラー艦は後10数時間掛かります」
「そうか・・・所で、ウラウルフ。ガルマンヤマトの改造は進んでいるか?」
「タラン副総統の連絡を受けて既に作業を始めております」
「ウラウルフ、私の新しい母艦のデザイン装備等まとまってるかな?」
「艦隊の修復指揮を執りつつ構想を練って考えたのが此の図面です」
 ウラウルフはデスラーに新たな母艦のデザインを見せた。

「ウラウルフ、そこの空白区域は何を搭載するのだ?」
 デスラーはウラウルフに聞いた。
「そこにはガルマンヤマトをはじめとする艦隊の格納庫でございます。損傷した艦をそこで修理することも可能です」
 ウラウルフはデスラーに新しいデスラー艦の建造計画の説明をした。
「艦内工場は如何なっておる?」
「艦内工場は修復不能なデスラー艦の1,5倍で能力は3倍です」
「ウラウルフ、ガルマンヤマトの改造と平行して私の艦を一月で建造しろ!」
「はっはっ、一月で完成させて見ます」
「頼むぞ! ウラウルフ」
 ウラウルフは建造指揮の為、デスラーの執務室

 

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「真田さん、修復状況は如何ですか?」
 古代は真田に聞いた。
「あっちこっち大分やられているからな〜相当時間が掛かりそうだ」
「特に波動砲と主砲等はとても応急修理出来る状況ではない。地球で徹底的に修理しないと・・・・」
「真田さん、後どのくらいでワープで帰還出来るようになりますか?」
「そうだな〜後、半日って所だな」
「なるべく早くお願いします」

 ヤマト医務室――
「傷は浅いぞ!」
「イテェ〜」
「暴れるな!治療が出来んではないか。アナライザー足を押さえてくれ」
 医務室は怪我人で溢れていた。
 戦闘で負傷した戦士の治療を佐渡が行っていた。
 
「佐渡先生、治療は終わりましたか?」
 古代が治療室の佐渡に聞いた。
「負傷者が多くて衛兵にも手伝わせているがもう少し掛かりそうだ」
 佐渡は治療しながら話した。
「アナライザー、わしの酒取ってくれ!」
 佐渡はアナライザーに酒を取ってくれと頼んだ。
「先生、酒よりも俺たちの治療をして下さい」
 負傷兵は佐渡に言った。
「判った。一杯だけ飲ませてくれ」
 そう言って佐渡は杯に酒を注いで飲み干し、治療を続けた。

 機関室――
「徳川、しっかり点検しろ!地球帰還は明朝なんだぞ」
 機関長は徳川を叱咤した。
「言われなくとも分かってますよ」
「分かっているならキチンとやれ!親父が泣くぞ」
「そう言う機関長も整備手伝ってくださいよ〜」
「仕方ないな〜点検整備は何%終わったのか?」
「約60%ってところです」
 山崎と太助は話しながら整備をした。

 

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 デスラー宮殿――
「古代、明日地球に帰還するのか?」
「あぁ、修理に必要な部品が無いから・・・」
「どんな部品が必要なのか?古代」
「波動砲の主制御回路のパーツが予備部品も壊れたから」
「そうだ、古代キミにも見てもらいたい物がある。タラン、例の物を写してくれ」
 デスラーはタランにスクリーンに謎の部品を映すよう命じた。
「はっはっ」
 タランは器機を操作してスクリーンに映し出した。
「古代、之はヤマトのエンジンの増幅器をシャルバートから譲り受けた時に一緒にあった物だ!」
「真田さん、アレは?」
 古代は真田に聞いた。
「若しかして、波動砲の増幅器では・・・」
 科学者の直感で真田には直ぐわかった。
「その通りだ!既にウラウルフには増産を命じ、残存艦に取り付けを開始した」
「デスラーも取り付けるのか?」
 古代はデスラーに聞いた。
「当たり前だ!ただ私のは大型化の上出力を上げたのを取り付けるつもりだ」
「それよりデスラー、新しい艦は何時完成するのか?」
「ウラウルフには一月で完成させるよう命じてある」
「本当に一月で完成できるのか?」
 図面を見た真田が言った。
「完成させて見せる。造船技師、一般兵士を防衛に支障をきたさない程度で総動員させる」
 デスラーの言葉の裏には連合艦隊に自分の母艦を使用不能にされた事による戦力差を埋める為の苦肉の策だった。
「完成したら、大マゼラン星雲までテスト航海をする予定だ」
「総統、ウラウルフが報告に来ております」
 タランがデスラーに耳打ちした。
「ウラウルフ、作業の方は進んでおるか?」
「全残存艦の修復作業は完了いたしました」
「ウラウルフ、私の艦の建造には着手したか?」
「いえ、まだです。作業員も総統に直に建造命令を受けたいそうです」
 ウラウルフは報告した。
「そうか・・・タラン、キーリング行くぞ!」
「古代、話はまた今度にしよう・・・」
 そう言ってデスラーはタランとキーリング、親衛隊を引き連れて激励に向かった。

 

- 4 -

 


 ネオ・デスラー艦建造ドック――
「デスラー総統、万歳!」
「デスラー総統、万歳!」
「デスラー総統、万歳!」
「デスラー総統、万歳!」
 ドックの兵士たちが「デスラー総統、万歳!」の声を上げてデスラーを迎えた。
 デスラーが右手で合図をすると兵士たちは静まった。
「諸君、艦隊の修復で疲れていると思うが私の新しい艦の建造に時間をくれ給え。現戦力ではボラーは愚か連合艦隊にも勝てないだろう。そこでウラウルフを最高現場責任者に命じ建造の総指揮に当たって貰う。更に、ガルマンヤマトの改造責任者も兼任して貰うことにした」
 デスラーは演説を兵士たちに壇上からした。
「ウラウルフ、詳しい説明は君からしてくれ給え」
「はっはっ」

「デスラー総統のお言葉にもあった様に戦力は半分以下までに落ちている。明日からは突貫作業で総統の艦の新造とガルマンヤマトの改造と新装置の取り付けを同時に行う。各人気を引き締めて総統の為に全力で作業に当たってくれ」
「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
 兵士たちは気勢を上げた。
「諸君のいっそうの忠誠を期待する」 
「総統、万歳!」
 
 デスラーは演説を終えると再びタラン、キーリング、ウラウルフ、親衛隊を引き連れて戻っていった。


 翌朝――
「艦長、新しい波動砲の増幅器の積み込み完了しました」
 南部は古代に報告した。
「真田さん、艦の修復状況は?」
「現在、艦の復旧率60%。航行の支障なし。亜空間航法は不可能」

「総員配置に就け!ヤマトは之より地球帰還の為発進する」
 古代はマイクを取って艦内に流した。
 艦内にアラームが鳴り響いた。
 乗組員たちは慌しく発進準備を始めた。

「補助エンジン始動」
「補助エンジン始動!」
 山崎は自席のパネルを操作して機関室の太助に指示を出した。
「フライホイル、スーパーチャージャ接続!」
 機関室では太助が機関員たちに指示を飛ばしていた。
「波動エンジン接続」
「点火!」

「ヤマト発進!」
 島が操縦桿を引くとヤマトの巨体が宙に浮き上がった。

 デスラー空港――
「ヤマトよ近いウチにまた会おう」
 デスラーはタランと共にヤマトを見送った。

 

- 5 -

 


 赤色銀河――
「ミル指令、大帝から帰還命令です」
 兵士は報告した。
「全艦反転!」
 ミル艦隊は反転して彗星に戻っていった。

 赤色星団帝国本星――
「聖大帝、敵が引き上げて行きます」
 グレーダーは報告した。
「追撃艦隊を出せ!」
 聖大帝は追撃艦隊の出撃を命じた。
 聖大帝が命じた追撃の大艦隊がミル艦隊を追った。

 彗星帝国――
「大帝、まもなくミルが帰還してまいります」
 兵士は報告した。
「帰ってくるか・・・」
 そこへ一人の兵が駆け込んで来た。
「大帝、大変です。ミル司令の艦隊を赤色星団の大艦隊が追撃しています」
「ミルに速度を上げ帰還するように伝えろ!」
 大帝は報告来た兵士に命じた。

 兵士は急ぎ大帝の命を通信兵に伝えた。

 ミル艦――
「司令、本国より緊急通信です」
 兵士は報告した。
「回路を開け!」
 スクリーンに大帝が現れた。
「ミル、速度を上げ帰還せよ」
「はっはっ、速度を上げ帰還いたします」
 
 ミル艦隊は速度を上げ帰還を急いだ。
「彗星本星まで50宇宙キロ」
「よし、もう少しだ急げ!」
「後方より敵接近!距離20000宇宙キロ」
 兵士は報告した。

 赤色艦隊――
「前方に敵艦。距離20000宇宙キロ!」
 赤色艦隊兵士は報告した。
「全艦停止!」
 赤色艦隊はその場に艦を止めた。

「全艦攻撃準備!目標敵艦隊」
 赤色艦隊の司令は攻撃準備を命じた。
「全艦攻撃準備完了」
「全艦攻撃開始!」
 司令は攻撃開始を命じた。

 ミル艦――
「司令、敵の攻撃が始まりました」
 その時後続の艦が次々爆発して行った。
「後続の艦が次々沈んでいきます」
「もっと速度を上げろ」
「司令、速度はもう限界を超えています」
「彗星本星まで5宇宙キロ」
「敵を足止めしつつ帰還を急げ!」
 ミル艦隊は敵に砲撃をしつつ帰還を急いだ

 彗星格納庫――
「ミル艦隊帰還中。損傷している艦もある模様」
 格納庫兵士は報告を続けた。

「ミル司令、大帝がお呼びです」
 兵士は見るに大帝の伝言を伝えた。

 大帝の間――
「大帝、ミル司令が帰還しました」
 兵士は報告した。
「よし、ミル艦隊を攻撃した奴らを踏み潰せ!」
 大帝は敵を踏み潰すよう命じた。

 赤色艦隊――
「司令、彗星が動き出しました」
 赤色兵士は報告した。
「全艦目標、敵彗星。攻撃開始!」
 赤色艦司令は彗星帝国へ攻撃を命じた。
「司令、攻撃が通じません」
「撃ってう撃て撃ちまくれ!」
 赤色艦隊の攻撃は彗星の超重力で的から外れた。
 彗星が近づいてくると超重力で彗星のガス帯に引き込まれ爆発する艦も出てきた。
「司令、このままでは全滅してしまいます」
「反転だ!」
 司令が命じたが反転中に超重力に捕まって次々戦力を削がれていった。
「ワープだ。ワープ!」
 司令が命じるも超重力によって大艦隊は全滅した。

 

第18章END...


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