軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 19 章 -

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 ヤマトがガルマン星を立って1週間後――
「ヤマト冥王星軌道を通過!」
 司令部職員は報告した。
「ヤマトへ通信を送れ!」
 長官は通信兵に命じた。
「了解。ヤマトへ通信を送ります」

 ヤマト――
「艦長、司令部より通信です」
 相原は報告した。
「相原、メインに繋げ!」
「了解!メインに繋ぎます」
 相原はパネルを操作してメインに長官の姿が映し出された。

『古代、戦闘は終結したのか?』
「とりあえず終結しました」
『終結してどのくらいたつのか?』
「約一週間です」
『戦闘が終わってから直ぐ亜空間航法で戻ってくるとおもっていたが・・・』
「戦闘で波動砲をやられたので」
『ところで真田君は?』
「真田さんは修復の指揮と帰還後の修復と改造プランを練っています」
『その改造プランと言うのは?』
「真田さんに聞いてみないと判りませんが、デスラーがヤマトのエンジン増幅器をシャルバートから貰って来たときにあった装置を分析してヤマトをはじめとする主力艦に増産型を取り付けては如何かと言っています」
『詳しくはヤマトの帰還後に真田君から聞くとしよう。古代、真田君に伝えておいてくれ』
「判りました。長官」

 スクリーンから長官の姿が消えた。

 司令部――
「諸君まもなくヤマトが帰還する。ドックのゲートを空けて作業員は待機しているように」
 長官は色々指示を出してヤマトの帰還を待った。

 

- 2 -

 

 ヤマトドック――
「ドック長、ヤマトは着陸態勢に入ったそうです」
「総員配置に就け!まもなく長官も見えられる」
 そこへ長官を乗せた車が到着した。

 作業員たちは整列して長官を迎えた。
「諸君出向かえご苦労。」

 ヤマト――
「高度3万・・・」
 ヤマトは出力を落としながら指定されたドックへ下りていった。
「ドック確認」
 ヤマトはドック上空で停止してロケット噴射をしてドック内に着陸した。
 着陸したヤマトからタラップが下ろされ、重傷の兵士たちが一番最初に下ろされ直ぐに病院に運ばれた。
 その時佐渡も一緒に降り病院に向かった。

「慎重に下ろせよ」
 真田は作業を指揮を執って謎の装置をドックに下ろした。
「真田君、その装置は?」
 長官が真田に聞いた。
「長官、私がヤマト艦内で分析した結果増幅器のようです」
「増幅装置とな・・・既にエンジン用があるのにか?」
「しかも、分析の結果現行の波動砲の増幅器よりも数倍早く充填出来ると思われます」
「此の装置は地球の技術で増産出来そうかね?」
「何とか作れると思います。図面は既に完成して実物を作ってテスト艦に取り付けて実験する必要があります」
「そうか、その件については君に全て任せる」
 長官は装置の扱いを真田に任せた。

 ヤマトは直ぐに作業員のよって修復と波動砲の再改造に着手した。
 クレーンによる修復不能な砲塔などの撤去作業が始まった。

 

- 3 -


 作業開始1週間後――
「真田君、作業の方は進んでいるかな?」
 長官が真田に聞いた。
「ヤマトの各部の改修作業は20%です」
「主力艦隊の波動砲の増幅器の製造状況は如何かね?」
「物資が少ない上に地球の復興にも資材が必要な為かなり時間が掛かるかと」
「止むえんだろう・・・防衛艦隊の再建と地球の復興を平行しなければならないからな」

 ヤマトドック――
「そこの溶接機取ってくれ!」
 作業員たちはヤマトの修復と平行して改造を行っていた。
「古代艦長!例の増幅装置の取り付けは?」
 作業員が古代に聞いた。
「真田さんが戻るまで待ってくれ!」
「判りました。真田局長の到着を待ちます」
 その作業員は内部の修復作業に向かった。

 そこへ長官と協議を終えた真田志郎が戻ってきた。
「作業は進んでいるか?」
 真田が作業員に聞いた。
「外部は今日中に終わる予定ですが、内部は相当時間が掛かりそうです。特にコンピュータルームは新しい機械と入れ替えないと修理不能です」
 作業員のリーダーと見られる人物が真田に報告した。
「そうか・・・」
「ところで、真田局長何処へ行かれてたのですか?」
 一人の作業員が真田に聞いた。
「その入れ替えの新しいコンピュータの件で長官に呼ばれて司令部に行ってたんだ」
「私が研究開発した、最新のマシンのヤマト搭載を以前長官に頼んでおいた認可が先ほど防衛会議で承諾されたと言うことだ」
「真田局長、例の増幅装置の取り付けの件ですが・・・」
 作業員は真田に聞いた。
「現行の波動砲増幅器の撤去は終わったか?」
「現在、足場を組んで撤去解体中です」
「よし、3日で撤去し1週間で取り付けるんだ!作業指揮は俺が取る」
 真田はそういって波動砲管制室に入って作業指揮を執り始めた。

 翌日――
「外部作業班。之から外装甲を空間磁力合金加工した物に変えてもらう」
 真田は外部作業班に装甲の取替えを指示した。

 波動砲管制室
「先ずは、ストライカーボルトを抜き取れ」
 真田が作業開始を命じストライカーボルトの抜き取り作業が開始された。
 
 数日に渡った波動砲の回収作業は作業開始10日で終わった。

 

- 4 -

 

 ヤマトが帰還して3週間・・・

「真田局長、外装甲の改修作業終了しました」
 作業員は真田に報告した。

「真田さん、作業状況は如何ですか?」
 古代は作業状況を真田に聞いた。
「全体の作業完了率は70%ってとこだ!」
「何処の作業が手こずっているのです」
「コンピュータルームと格納庫の改装に時間を食っている」
「格納庫に何か搭載するのですか?」
「コスモタイガーUと雷撃機の搭載数を更に増やすためさ」

 更に数日後――
「真田局長、コンピュータルームの改修終わりました」
「よし、作動チェックをしろ」
 真田は作動チェックを命じた。
 新型コンピュータは真田の指示通り分析班がチェックをした。
「技師長、コンピュータチェック異常ありません」


 ガルマン星――
「総統、現在艦の建造率60%。予定より40%遅れています」
 キーリングは報告した。
「キーリング、ウラウルフにもっと急がせろ!」
「しかし、総統。アレだけの巨艦ですから時間が掛かるかと思われます」
「何としても期限内に完成させるのだ!何時ボラーが攻めてくるか判らないのだぞ」
「はっはっ、何としてでもウラウルフにやらせます」
 キーリングはそう言ってデスラーの執務室を後にした。
「タラン、ドメラー艦隊の改修は終わったか?」
 デスラーはタランに聞いた。
「例の増幅装置の増産型を取り付け作業は完了しております」
「タラン、ドメラーを呼んでくれたまえ」
「はっはっ」
 タランは兵士にドメラーを呼ぶよう命じた。
  タランに命じられた兵士はドメラーを呼びに行った。

「お呼びですか?デスラー総統!」

「ドメラー、君の艦隊の半分を残し戦闘訓練を兼ねた試射を行って来い!」
 デスラーはドメラーに新たに搭載した装置の威力を確認してくるよう命じた。
「直ちに、戦闘訓練に出発いたします」

 ドメラーはデスラーの執務室を後にすると艦隊を率いて戦闘訓練空域に向かった。

 

- 5 -

 

 新しいデスラー艦の建造が始まって一月――
「総統、ネオ・デスラー艦完成致しました」
 ウラウルフは報告をおこなった。
「そうか、完成したか・・・直ぐにテスト航海に出れるか?」
「航行は差し支えないと思いますが・・・」
「ウラウルフ、なぜ途中で報告をやめるのだ!」
 デスラーは問いただした。
「総統の艦の場合、ヤマトと違って一からの建造の上あの大きさです」
「何故、部品を大破したデスラー艦から回収して使わなかったのだ!」
「砲塔など回収して使いたかったのですが使えませんでした。ただ、建造資材として回収しました」
「エンジンの増幅器などは如何だったのか?」
「エンジンの増幅器は回収して改造したものを取り付けてあります」

「タラン、直接出向く。車の用意を・・・」
「はっはっ、直ちに」
 タランは親衛隊車の手配を命じた。


 デスラードック――
 車から降りたデスラーは巨大なデスラー艦をしたから見上げた。
「之がネオ・デスラー艦か・・・」
「デスラー総統、内部をご案内いたします」
 ウラウルフは自ら案内役を買って出た。

「総統、之がネオ・デスラー艦の心臓部です。以前のデスラー艦よりも出力を上げハイパー・デスラー砲の連射も可能です」
 ウラウルフは各部の説明をデスラーにおこなった。

 ウラウルフは最後の説明場所に移動した。
「此処がネオ・デスラー艦の戦闘艦橋です」
「座席配置がヤマトに似ているな・・・」

「総統の席はヤマトと同じように総統自身で操作出来る様に設計しております」

「テスト航海は何時出れる?」 
「一週間後には出れます。エネルギー注入にかなり時間が掛かりますので・・・」
「ウラウルフ、必ず一週間後に動かせるようにしておけ」
 デスラーはウラウルフに命じた。
「はっはっ、必ず・・・」

 

第19章END...


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