軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 20 章 -

- 1 -

 暗黒星団帝国超巨大要塞ゴルバ――
「地球再侵攻の準備は出来ておろうな。カザン」
 参謀はカザンに聞いた。
「はっはっ、準備は万全に整っております」
「聖総統の御命令を伝える。直ちに艦隊を率いて地球を占領するのだ!」

 巨大戦艦旗艦――
「全艦、発進!目標地球」
 カザンは全艦に指令を発した。
 カザン率いる艦隊は要塞から次々発進して行った。
 艦隊はカザンが乗艦した巨大戦艦旗艦に巨大戦艦、グローーズ級戦艦、空母、駆逐、巡洋からなる大艦隊である。

 カザンが新銀河の要塞を立って一週間――
「司令まもなく大マゼラン雲に入ります」
「全艦、燃料補給を行え!終了後銀河系に侵攻を開始する」
 カザンは全艦に燃料補給を命じた。


 ガルマン星――
「デスラー総統、出発準備整いました」
 ウラウルフは報告した。
「タラン、ドメラー艦隊の現在位置は?」
 デスラーはタランに聞いた。
「ドメラー艦隊は東部方面司令部で演習中です」
「ウラウルフ、ガルマン・ヤマトの格納は終わったか?」
「はっはっ、終わっております」
「タラン、ウラウルフ!直ちにテスト航海に出る。ついて来い!」
「キーリング、留守の間任せたぞ!」
 デスラーは留守の間をキーリングに任せてタランとウラウルフを連れてドックへ向かった。


 ネオ・デスラー艦艦橋――
「デスラー総統、タラン副総統!お待ちしておりました。直ぐにでも発進出来ます」
 兵士は報告した。
「エンジン始動!」
 デスラーは最上段の自席に着いて命令を発した。
「ウラウルフ、エンジン始動!」
 兵士たちは慌しく発進準備を進めた。
 ネオ・デスラー艦のエンジンから心地よい響きが伝わってきて段々音は大きくなった。

「ネオ・デスラー艦発進!」
 デスラーが命じると新造された巨大なデスラー艦はドックから離れ数席の護衛艦が付いて上昇し始めた。
「ダミー艦を出せ!砲撃訓練を行う」
 デスラーは艦の性能を確かめる為、次々命令を出した。

 デスラーの戦闘訓練は丸一日続いた。
「大マゼラン雲に進路をとれ!」
 デスラーは大マゼランに進路を取るように命じた。
「タラン、ドメラーに通信を送れ!」
 

- 2 -

 


 ドメラー艦隊――
「ドメラー司令。まもなく総統の艦が合流するそうです」
 兵士はドメラーに報告した。
「全艦、警戒態勢を取れ!まもなく総統の母艦が到着する」
 ドメラーが警戒を命じて少ししてデスラーの艦がドメラー艦隊に合流した。

 ネオ・デスラー艦――
「格納庫ゲートオープン。ドメラー艦隊を収容せよ」
 デスラーはドメラー艦隊の収容を命じた。
「ウラウルフ、直ちにドメラー艦隊の整備補給作業をせよ!」
 デスラーはウラウルフにドメラー艦隊の整備を命じた。
「直ちに整備を行います」
 ウラウルフは部下に命じてドメラー艦隊の整備を始めた。
「タラン、艦内工場の稼働状況は?」
「艦内工場では爆縮ガルマンカートリッジ弾の開発を行っております」
「その爆縮ガルマンカートリッジ弾とは如何いうものだ!」
 デスラーはタランに聞いた。
「そ、それは・・・」
「それについては、私がご説明いたします」
 ウラウルフは説明役を買って出た。
「爆縮ガルマンカートリッジ弾とは従来のガルマンカートリッジ弾の破壊力を100としますと500になります」
「あの2つの小惑星に撃ち込んでみろ!」
 デスラーは撃ち比べを命じた。
「第一主砲に通常カートリッジ弾を、第二主砲に新型カートリッジ弾を装填せよ!」
 タランは兵士にデスラーの指示を命じた。
 デスラーの指示された主砲にカートリッジ弾が装填された。
 巨大な砲塔はデスラーの指定した方位に回転して目標に砲口を合わせた。
「発射!」
 デスラーの号令下主砲の試射が行われた。

 発射されたカートリッジ弾は目標に命中して爆発した。
「総統、如何ですか?」
 ウラウルフは聞いた。
「直ちにドメラー艦隊分の製造を第二工場で製造せよ!」
 デスラーは第二工場の製造ラインをドメラー艦隊のカートリッジ弾製造に割りあてた。

 

 デスラー艦が銀河を離れて数日後――
「大マゼラン雲、旧大ガミラス帝星軌道跡まで1000万宇宙キロ」
「此処に来るのはあの時以来だなタラン・・・」
「はっはっ」

「レーダーに反応!未確認艦隊まで5000万宇宙キロ」
「直ちに調べよ!」
 デスラーはレーダー兵に調査を命じた。
 兵士はコンピュータを操作して船籍と所属を調べた。

「総統に報告!調査の結果・・・」
 兵士は言葉が詰まった。
「如何した?報告を続けろ!」
「調査の結果、暗黒星団帝国と判明しました」
 それを聞いたデスラーの顔つきが変わった。
「ドメラー艦隊発進せよ!」
「ドメラー艦隊出撃せよ!」
 タランはデスラーの命令を復唱した。
「全艦、戦闘配備!目標、暗黒星団帝国」

 

 暗黒星団帝国銀河侵攻艦隊――
「司令、前方3000宇宙キロに未確認艦隊発見!」
「所属は何処だ?」
 カザンは兵士に聞いた。
「艦籍、所属共に不明」
「全艦載機、発進せよ!」
 カザンは艦載機の発進を命じた。


- 3 -

 


 デスラー艦隊――
「敵艦載機の発進を確認」
「ドメラーに指令、瞬間物質移送機を持って撃滅せよ!」

 ドメラー艦――
「全空母へ!直ちに艦載機を発進させよ!」
 ドメラー艦隊空母から艦載機、雷撃機が発信して行ってネオ・デスラー艦の前に集まった。

 デスラー艦――
「ドメラー艦隊艦載機全機ワープ光線エリアに入りました」
 タランは報告した。

「全機、敵艦隊の後方へ転送完了しました」
 転送されたガルマン機は敵のレーダー対空砲などを破壊して行った。

 巨大戦艦旗艦――
「司令、艦隊後方に敵機出現!」
「レーダー何をしてた?」
 司令はレーダーを問いただした。
「それが突然現れました」

 ズガ―ン
「レーダー使用不能」
「対空砲損傷」
「艦載機を呼び戻せ!」
 カザンは命じた。
 呼戻された艦載機とガルマン機の銃撃戦が始まった。
「全艦全速!最大射程で敵を砲撃せよ」
 カザン率いる艦隊は最大射程でガルマン艦隊を砲撃し始めた。

 デスラー艦――
「見方駆逐艦5隻沈没!」
 兵士は報告した。
「全艦砲撃用意!」
「全主砲発射準備完了!」
「発射!」
 デスラーは砲撃開始を命じた。
 ガルマン艦の大半の攻撃は護衛艦などの小型艦を次々と沈めていった。

 巨大戦艦旗艦――
「司令、敵の旗艦の初撃で主力艦10隻が沈められました」
 兵士は強張らせた顔で報告した。
「馬鹿な、たったの一撃で十隻もか?」
「白色彗星帝国の超巨大戦艦ならわかるが・・・」
「司令、早く敵旗艦を叩かないと全滅する恐れが・・・」
「全艦、小ワープ!敵旗艦の射程外へ後退せよ!」
 カザンは後退を命じた。
 
 デスラー艦――
「敵艦隊が後退していきます」
 兵士は報告した。
「逃がすな!ドメラー艦隊の半数を瞬間物質移送機で後退した敵艦隊の前面に送り込め!」
 デスラーは後退した敵を叩く為、ドメラー艦隊の半分を前線に送り込むよう命じた。
「ドメラー艦隊の半数、ワープ光線エリアに入りました」
 ネオ・デスラー艦の瞬間物質移送機で第二艦隊が前線に送り込まれた。 

 巨大戦艦旗艦――
「前方に空間湾曲反応!」
「全艦砲撃用意!」
 カザンは砲撃用意を命じた。

 ドメラー第二艦隊――
「艦長、攻撃準備完了しました」
「攻撃開始!」
 第二艦隊艦長は命じた。

 巨大戦艦旗艦――
「前方の敵から砲撃が始まりました」
「第三艦隊を差し向けろ!」
 カザンは第三艦隊を差し向けるよう命じた。
 第三艦隊とドメラー第二艦隊の砲撃戦が始まった。 

 

- 4 -


 ドメラー艦――
「全艦、砲撃開始!」
 ドメラー艦隊は敵艦隊に砲撃を始めた。
 しかし、通常攻撃は敵の装甲で弾かれた。
「敵に発射反応!」
 ドカーン
「見方、10番艦爆発!」
 兵士は報告した。 

「全艦、デスラー砲発射用意!」 
 ドメラーはデスラー砲の発射用意を命じた。

 巨大戦艦旗艦――
「グロデーズ級戦艦へ。無限ベータ砲発射用意!」
 カザンは無限ベーター砲の発射用意を命じた。
「他艦はグロデーズ級戦艦の援護をしろ!」
 旗艦を含めた戦艦群がガルマン艦隊に集中砲火を始めた。

 ドメラー艦――
「エネルギー充填120%」
「デスラー砲発射!」
 ドメラー艦隊から発射されたデスラー砲は敵艦隊を襲い掛かった。

 巨大戦艦旗艦――
「無限ベータ砲発射!」
 カザンは無限ベータ砲の発射を命じた。

 無限ベータ砲はデスラー砲を飲み込んでガルマン艦を沈めていった。
 デスラー艦隊は無限ベータ砲で護衛艦とドメラー第一艦隊の半数を一瞬で失った。
 更にドメラー第二艦隊も全滅していた。

 
 ネオ・デスラー艦――
「ドメラー艦隊壊滅」
 兵士は報告した。
「ドメラー艦隊と艦載機を収容せよ」
 デスラーは損傷した艦隊と艦載機の収容を命じた。
「総統、此処でネオ・デスラー砲の試射をされては如何でしょうか?」
 タランはデスラーにネオ・デスラー砲の試射を聞いた。
「そうだな、ネオ・デスラー砲発射準備!」
 デスラーはネオ・デスラー砲の発射準備を命じた。
「ドメラー艦隊、艦載機の収容完了!」
「敵艦隊、接近!距離100宇宙キロ」


 巨大戦艦旗艦――
「全艦、目標敵巨大戦艦!砲撃開始」
 カザンはネオ・デスラー艦へ攻撃を命じた。
 カザン艦隊が砲撃するもネオ・デスラー艦に傷は愚かダメージを与えていなかった。
「司令、敵艦に通常攻撃聞きません」
「全艦、空間重魚雷発射用意!」
「空間重魚雷発射準備完了!」
 兵士は空間重魚雷の発射準備完了を報告した。
「全艦、空間重魚雷発射!」
 カザンは空間重魚雷の発射を命じた。

 

- 5 -


 ネオ・デスラー艦――
「ネオ・デスラー砲エネルギー充填300%!」
 兵士はエネルギー充填率を報告した。
「敵魚雷接近!数1000!距離500宇宙キロ」
「エネルギー充填360%!操縦をデスラー総統に渡します」
 艦の操縦をしてた兵士はデスラーに操縦を渡した。
「全艦、防御シールドを下ろせ!」
 デスラーはガラスに防御シールドを下ろすように命じた。
「魚雷、本艦まで100宇宙キロ!」

「ネオ・デスラー発射!」
 デスラーは自席でデスラー砲のトリガーを引いた。
 ネオ・デスラー艦の艦首からハイパー・デスラー砲を遥かに凌ぐエネルギーが発射され敵魚雷を飲み込んでいった。
 飲み込めなかった魚雷もネオ・デスラー砲の凄まじいエネルギーで爆発を起した。

 巨大戦艦旗艦――
「敵に発射反応!エネルギー超強力です。回避不能!」
 兵士は叫んだ!
「緊急ワープだ!」
 カザンが慌てて命じた時既に遅かった。
「グワァァァァァ」
 カザン艦隊はワープも間に合わずネオ・デスラー砲の直撃を受け全滅した。

 ネオ・デスラー艦――
「総統に、報告!敵は全滅しました。レーダー反応ありません」
 兵士はデスラーに報告した。
「総統?」
 タランはトリガーに手を掛けたままのデスラーに声を掛けた。
「タラン・・・」
 その時、艦の以上を知らせるアラームが鳴り響いた。
「ウラウルフ、異常個所を直ちに修理せよ!」
「総統、ネオ・デスラー砲の発射による回路の一部が焼ききれています」
 ウラウルフは故障箇所を調べてデスラーに報告した。
「ウラウルフ、直ぐに回路の修理を行え!」
 デスラーは回路の修理を命じた。


 新銀河――
「聖総統、真に残念なお知らせがございます」
「言ってみろ!メルダー」
「はっ、カザン率いる艦隊が謎の艦隊に遭遇全滅しました」
 メルダーは、報告をした。
「全滅だと?して、敵の正体も判らないのか?」
「監視衛星も敵に破壊され収集作業も出来ませんでした」
「おのれ、何処の誰かは知らんがワシ自らが此の超巨大要塞ゴルバを持って撃滅してくれるわ」
「進路を大マゼラン雲方面へ取れ!」
 此の出撃が最後になるとは此の時、ダーク・エンペラーは知る由も無かった。

 

 

第20章END...


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