軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 24 章 -

- 1 -

 赤色艦隊――
「司令、間もなく銀河系へ入ります」
「良し。適当な惑星に基地を築くのだ!」
 銀河侵攻艦隊総司令は命じた。
 艦隊は散って基地建設に適した惑星を探し始めた。

「聖大帝の為にも早く銀河系を我らの物にしなければ・・・」
 銀河侵攻艦隊総司令は戦略を巡らせていた。
「司令、この周辺には基地建設に適した惑星がありません。もっと侵攻しますか?」
 兵士は聞いた。
「全艦集結せよ!もっと銀河へ侵攻する」
 司令は、更に銀河内部へ侵攻を命じた。
 赤色艦隊は進路上にある文明を持つ惑星を次々自分達の支配下に置いていった。
 仲にはボラーやガルマンに属する国や双方に属さない国家もあった。
 支配した惑星に基地を作り住人たちを奴隷として扱き使って軍備を大きくしていた。

 赤色艦隊は破竹の勢いで銀河の三分の一を勢力圏に置いて太陽系へ近づいていた。
「各艦の指揮官は作戦司令室まで出頭せよ!」
 司令は支配惑星の司令室に各艦の指揮官を集めた。
「諸君、我々は聖大帝の名の下に銀河の三分の一を配下に置き、ガルマン、ボラー対抗しうる領土を手にした。今から叩く星は太陽系地球だ!」
「地球?」
「君たちが知らないのも無理ないか・・・その地球にはこの銀河で最強の戦艦がある。その名は『ヤマト』だ!」
「ヤマト?」
 司令室は騒然となった。
「ヤマトは我が帝国の大艦隊を意図も簡単に葬ってくれた相手だ」
「過去にもたった一隻で多くの敵を倒してきた戦艦だ」
 司令は説明をした。
「司令、それでヤマトを如何やって叩くのです?」
「それが問題なのだ。ヤマトは窮地に立たされてもそこからしぶとく這い上がってくる」
「司令、それで我らの知恵を借りたいのですね」
「そうだ!早速戦略の意見を出してくれ」
 赤色艦隊の戦略会議は長時間に及んだ。
「まだ、之ではだめだ!翌日もう一回会議を執り行う」
 戦術会議は翌日に繰り越された。

「司令、聖大帝から通信です」
「繋いでくれ!」
 スクリーンに聖大帝が現れた。
「デルータ、進行状況は?」
「はっ、現在銀河系の3分の1を配下に置き更に侵攻中。基地利用可能惑星にて待機中です」
「デルータ、何故侵攻を中止した?」
「ヤマトを叩く為の戦術を練るためです」
「戦術など如何でも良い。直ちに地球へ侵攻を開始しろ!」
「しかし、聖大帝。ヤマトとデスラーに出てこられると厄介なことに・・・」
「実質、銀河の3分の2は我が帝国が支配しているのと同じだらな」
「そうで御座いましたな」
「デルータ、ボラーに貸し与えている艦隊を君の配下に置く。直ちに出撃してガルマンと地球を一気に叩くのだ!」
「はっはっ」
 スクリーンから聖大帝の姿が消えた。

「全艦出撃準備!第30艦隊はボラー本星へ急行しガルマンへ総攻撃を掛けるのだ」
 支配惑星から赤色星団の大艦隊が発進していった。

 

- 2 -

 


 司令艦――
「デルータ司令、全艦太陽系外空域に入ります」
「良し、太陽系の地球群基地を攻撃占領するのだ!」
 デルータの命で艦載機が一気に飛び立って地球側の惑星を攻撃して行った。


 地球防衛軍司令部――
「緊急事態発生!」
「緊急事態発生!」
「緊急事態発生!」
 司令部兵士は叫んだ。
「何事だ!」
 長官は聞き返した。
「開発中の惑星から通信が次々途絶えました」
「途絶えただと!原因は?」
「原因は不明!」

「第十一番惑星基地交信途絶!」
「第十地番惑星もか?」
「はい。途絶える前に敵の攻撃とか言って切れました」
「太陽系内の全基地に警告を発するのだ!」
「参謀、直ちに防衛会議を招集するのだ」
 長官は、この事態を対処する為に参謀に防衛会議の招集を命じた。


「諸君、太陽系の惑星が謎の敵の侵攻で次々交信が途絶えているのは知っていると思う」
「何故、艦隊を配備しなかったのか?」
「知っての通り防衛艦隊は再建中だ!」
「なら、直ぐにヤマトを出すべきでは」
「古代には出撃命令をかけたが、直ぐには無理だろう」
「如何いうことです?」
「長官、ヤマトから通信です」
「繋いでくれ」
「はっ、繋ぎます」
「古代、後どのくらいで出撃出来るか?」
『現在最終点検中で後30分で出撃可能です』
「古代、10分でしてくれたまえ」
『判りました。出来るだけ時間を短縮します』
「頼むぞ!古代」

「参謀、今動かせる防衛艦は何隻だ?」
「アンドロメダ以下の完成艦には既に出撃命令をかけてヤマトの後衛に配置する手はずです」
「有無、それで防衛艦隊の発進までどのくらいかかるか?」
「エネルギー注入等含めて3時間以上かかります」
「となると、ヤマトだけか・・・」

「ヤマトより入電!」
「繋げ!」
「了解!回路繋ぎます」

「古代、発進準備は出来たか?」
「発進準備完了しました」
「古代、防衛艦隊の出撃まで敵を食い止められるか?」
「やってみないと判りませんがやってみます」
「頼んだぞ!古代」


- 3 -

 


 ヤマト――
「之よりヤマトは太陽系に侵入した敵を撃滅する為発進する。総員配置に就け!」
 古代は艦内に命令をながした。
 古代の命令と同時に艦内に警報が鳴り響いて乗組員たちが慌しく発進準備を始めた。
「補助エンジン始動」
「補助エンジンスタート」
「微速前進0.6!」
 ヤマトは補助エンジンを始動させゆっくりドックから動き始めた。
「波動エンジン内、圧力上昇」
「フライホイル、スーパーチャージャ始動接続!」
 ヤマトのエンジンにひが燈ってうねりは大きくなった。
「波動エンジン接続!」
「ヤマト発進!」
 古代の命で島は操縦桿を弾くとヤマトの巨体が宙に浮いた。
「波動エンジン出力正常!」
「主翼展開!」
 ヤマトは主翼を展開して大気圏内を上昇して行った。

「波動エンジン大気圏外出力へ」
 ヤマトは更に出力を上げ外洋へ出て行った。

「総員戦闘配備!コスモタイガー隊発進準備」
 古代は次々戦闘準備を命じた。
「土星軌道に敵確認!」
「太田、数は?」
「数、約30000・・・」
「南部!主砲にカートリッジ弾を連続装填出来るようにしておけ」
「了解!斉藤、主砲のカートリッジ弾連続装填システム作動せよ」


 銀河侵攻赤色艦隊――
「司令、ヤマトが出撃してきた模様です」
 兵士は報告した。
「ふっふっふっふっ、出てきたか・・・全艦戦闘配備!」
 赤色艦隊はヤマトの出撃を捕らえた。


 ヤマト――
「敵まで100万宇宙キロ!」
「主砲最大射程距離まで後5分」
「古代、此処から撃ってみろ!」
 真田は言った。
「しかし、射程までまだ距離が・・・」
「いいから撃ってみろ」
「主砲発射!」
 古代は主砲発射を命じた。
 ヤマトの主砲から6本の光の束が赤色艦隊目掛けて飛んで行った。


 赤色艦隊――
「司令、ヤマトに発射反応!」
「何?何かの間違いだろ」
「いえ、本当です。敵弾到達まで後1分!」
「全艦砲撃開始!」
「司令、お言葉ですが我が艦隊でも80万宇宙キロが一杯です」
 ズガガ〜ン
「見方戦闘艦爆発!」
「敵はどのくらいの距離から砲撃してきた?」
「約100万宇宙キロです」
「敵の主砲は我が艦隊より20万宇宙キロも長いのか・・・」
「司令、敵の攻撃で艦隊の二割を一瞬で失いました」
「全艦小ワープで距離を詰めて砲撃せよ!」
 司令は小ワープを命じた。


 

- 4 -

 


 ヤマト――
「艦長、敵はワープで距離を詰めて攻撃してくるつもりです」
 太田は報告した。
「コスモタイガー発進!」
 古代はコスモタイガーの発進を命じた。
「良し、全機俺に続け!」
 加藤はマイクを取って全機に命じた。
 ヤマトの艦載機発進口から加藤率いるコスモタイガー隊が出撃して行った。
「加藤隊、敵艦隊出現ポイントまで100宇宙キロ!」


 赤色艦隊――
「ワープ終了!」
「全艦攻撃開始!」
 赤色艦隊から激しい砲撃がヤマトへ始まった。
「敵機急速接近中」
「適当にあしらっておけ!」
 各艦は加藤隊へ対空砲を始めた。


 加藤機――
「全機、敵の対空砲を避けつつ攻撃開始!」
 加藤の命令で敵艦隊へ攻撃を開始した。
「隊長、敵艦の数が多すぎて対処しきれません」
 隊員が加藤に通信を送ってきた。
「坂本隊の応援を要請するからそれまで持ちこたえるのだ!」
 加藤はそう言うと坂本隊の要請をヤマトへした。


 ヤマト――
「加藤機より入電!『敵艦の数が多すぎる。坂本隊の襲出撃を要請する!』」
「南部!坂本隊に出撃命令を掛けろ」
「斉藤、坂本隊に出撃命令をつたえろ」
 斉藤は坂本隊に出撃命令をかけた。

 坂本機――
「全機急げ!」
 坂本隊は急いで加藤隊の応援に向かった。


 赤色艦隊――
「司令、敵機新たに急速接近中です」
「迎撃機を出して一機残らず撃ち落せ!」
「司令、敵艦の超長距離砲で我が艦隊も殺がれて行きます」
「向こうは、たったの一隻だ!恐れることは何もない」
「しかし、司令。有効射程距離内からの砲撃なのに敵艦に傷一つ付きません」
「もっと接近してエネルギーが尽きるまで撃ちまくるのだ!」
「これ以上接近するとこっちが不利になる恐れが・・・」
「最後の手は、大量の艦載機を出して敵艦を叩くしかないか」
 赤色艦隊から大量の艦載機がヤマト艦載機に襲い掛かった。


 加藤機――
「敵機襲来!全機ドックファイトだ」
 加藤隊と圧倒的数の赤色機との戦闘が始まった。
 
 
 坂本機――
「坂本隊到着。加藤隊に加われ!」
 そこへ坂本隊が到着し戦列に加わった。


「隊長、敵機の大半がヤマトへ向かっていきます」
 隊員が叫んだ。


 

- 5 -

 


 ヤマト――
「艦長、敵機多数急速接近してきます」
 太田は報告した。
「パルスレーザー砲掃射用意及び煙突ミサイル連続発射準備!」
 古代は敵機撃墜用意を命じた。
 パルスレーザー砲塔が回転して敵機に照準を合わせた。

 赤色隊長機
「全機、目標敵大型艦。ミサイルを持って撃沈するのだ!」
 隊長の命令で次々ミサイルをヤマトへ撃った。


 ヤマト――
「敵機、ミサイルを発射!回避不能」
 太田の報告と同時に衝撃が艦橋にまで伝わった。
「パルスレーザー砲掃射開始!」
 古代の命令でパルレーザーは敵機を次々撃墜していった。
 しかし、敵機が多い為ヤマトの損傷箇所が増えていった。
「左舷被弾!」
「第一副砲使用不能!」
「波動魚雷発射用意!」
「魚雷発射用意」
「魚雷発射準備完了」
「発射!」
 艦首魚雷発射間から魚雷が発射された。

「艦長、反重力感応機を使おう。此のままではこっちが攻撃不能になるぞ」
 真田が古代に進言した。
「第二副砲に反重力感応機を装填せよ!」
「第二副砲塔、反重力感応機の発射準備を急げ!」
 真田は反重力感応機の発射準備を第二副砲に命じた。

「南部、加藤、坂本両隊に帰還命令を掛けろ!」
 古代は南部にコスモタイガーの帰還命令をかけるよう命じた。

「コスモタイガー帰還中」
 加藤、坂本両隊は全速でヤマトへ帰還を急いだ。

「反重力感応機発射準備完了!」
 第二副砲から準備完了の報告が来た。

「斉藤、方位修正左5度上下角プラスマイナス20。発射!」
 斉藤は真田の指示通りに砲を操作して発射した。

 発射された反重力感応機は次々小隕石に命中した。

「此方格納庫、加藤、坂本両隊全生存機帰還完了!」
 格納庫から全生存機帰還の報告が来た。

「斉藤、動力伝達!」
 真田は斉藤に反重力感応機への動力伝達を命じた。


 赤色艦隊旗艦――
「司令、敵艦に妙な動きがあります」
「何をする気かわからないが阻止しろ!」
 赤色艦と艦載機の猛攻がヤマトへ始まった。


 ヤマト――
「右舷展望室被弾!」
「左舷魚雷発射室大破!」
 被弾中にもヤマトは岩盤を装着していた。
 岩盤が徐々にヤマト全体を覆って行く一方で敵の猛攻で剥がれ落ちていく場所も在った。 

 

第24章END...


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