軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 25 章 -

- 1 -

 ヤマト――
「斉藤、岩盤回転!」
 真田は斉藤に岩盤回転を命じた。

 ヤマトに装着された岩盤が離れてヤマトを中心に縦回転を始めた。
 その姿はヤマトの理想と思える防御だった。


 
 赤色艦隊――
「何だ?あの姿は・・・」
「司令、敵が突如岩盤を回転させ始めました」
「小癪な敵艦を徹底的に撃て!」
 司令は今までに経験したことの無い出来事に思考が狂い始めていた。
 司令の命で艦隊はヤマトへ嵐の如き砲撃をした。
 しかしヤマトへヒットした砲撃は無かった。
「司令、敵の防御スクリーンは完璧で此方の攻撃が通じません」


 ヤマト――
「斉藤、その調子だ!」
 斉藤は真田の助言を受けながら岩盤を操作した。
「古代、攻撃をするのだ!」
「しかし、真田さん岩盤回転中は攻撃出来ないのでは?」
「こんな事も在ろうかと思って改良しておいたのだ」
「斉藤、岩盤を回転させつつ敵を砲撃せよ!」 
 古代は斉藤に砲撃命令を出した。
「主砲発射用意!上下角+20。発射!」
 ヤマトの第一、第二主砲は轟音と共に火を吹いた。
 発射された砲撃は敵艦を次々沈めていった。
「方位修正マイナス10。発射!」
 斉藤は岩盤で敵の砲撃を防ぎつつ敵への砲撃角の指示を出した。


 赤色艦隊――
「デルータ司令、敵の防御は完璧の上、敵の砲撃で見方艦の6割が壊滅しております」
「艦隊の4分の1は敵艦に特攻せよ!」
 デルータは4分の1の艦にヤマトへ特攻するよう命じた。


 ヤマト――
「艦長、敵の一部が特攻してきます」
 太田は報告した。
「左舷からも来ます」
「右舷からも来るぞ!」
「両舷ミサイル発射準備及び機雷投下準備」


- 2 -

 


 ヤマト――
「両舷ミサイル発射準備完了!」
「機雷投下準備完了」
「機雷投下!」
 ヤマトから機雷が投下され始め艦尾から特攻してくる艦を沈めていった。
「艦長、艦尾からの敵は機雷で殆ど沈めました」

 ズガッガーン

「右舷被弾!」
「第一〜第八対空砲大破!」
「第三主砲一番砲身折破!」
「艦長、敵は砲撃しながら突っ込んでくるつもりです」
 斉藤は叫んだ!
「全砲門を開いて突っ込んでくる敵を砲撃せよ!」
「数が多くて砲撃だけじゃ避けられません!」
「斉藤、岩盤回転解除!」
 ドカッン〜〜〜〜
「アステロイド制御装置損傷!」
「何?之では解除できないではないか」
「坂東、岩盤動力伝達カット!」
 真田がマイクで坂東に命じると岩盤の回転が止まって回転してた岩盤が弾けとんだ。
 弾けた岩盤は両舷突っ込んできてた艦にブッツかって見方艦同士の衝突を起して全滅した。


 赤色艦――
「デルータ司令、突撃艦隊が全滅いたしました」
 兵士は報告した。
「おのれ〜たかが一隻に・・・全艦戦闘態勢SS!」
「司令、その戦術は若しや」
 デルータの副官は聞いた。
「ふっふっふっふっ、そうだ。奴らの射程の長さを逆に利用してやるのさ」
 デルータはそう言ってパネルに太陽系内の惑星配置図を写させた。
「奴らは攻撃できなくても我々は好きなだけ攻撃出来る寸法だ!」
「流石はデルータ司令!」
「全艦、作戦は分かったな。作戦開始!」
 デルターは一部の艦でヤマトを砲撃不可能空間に誘い込む作戦を始めた。


 ヤマト――
「艦長、敵の一部がシリウス方面に転進していきます」
「逃がすな。追跡しろ!」
「了解!ようそろ」
 古代は転進した敵を追跡するよう命じた。


 

- 3 -

 


 赤色艦――
「司令、敵は我らの術中にはまった模様」
「全艦、砲撃開始!」
 デルータはヤマトへ攻撃開始を命じた。


 ヤマト――
「左舷展望室被弾!」
「右舷魚雷発射口大破!」
「艦長、敵の砲撃が始まりました」
 太田は報告した。
「主砲発射用意!」
「待て古代。ヤマトの主砲射程距離を計算に入れてたか?」
「それは・・・」
「雪、砲撃可能空間はあるか?」
 真田は雪に言った。
「周囲に砲撃可能空間・・・『うっ』」
 雪は報告途中で口を手で覆った。
「雪大丈夫か?」
「佐渡先生、至急来てください」
 古代はマイクで佐渡医師を呼び出した。

「なんじゃい。呼んだか?アナライザーと酒飲んでたのに」
「佐渡先生雪を見てください!」
 古代は佐渡に雪の診察を頼んだ。
 佐渡は第一艦橋で雪の診察を行った。
「雪、おめでたじゃ」
 佐渡の言葉に第一艦橋に歓声が沸いた。
「雪、おめでとう」
「雪、たった今を持って休職を命じる。佐渡先生、雪を頼みます」
「よっしゃ。判った」
 佐渡はそう言うと雪を連れて第一艦橋を後にした。

「まだ戦闘中だ!斉藤、攻撃をしろ」
「しかし、レーダー手がいないと攻撃のしようがありません」


「第三艦橋被弾!」
「艦載機発進口大破!」
 次々、来る損傷の報告は増える一方だった。
「古代、とりあえずアナライザーを雪の席に着かせるのだ!」
「アナライザー、雪の変わりにレーダー手を勤めてくれ!」
「はいはい!」
 アナライザーはレーダー手席に着くと操作を始めた。  


 

- 4 -

 


 赤色艦――
「デルータ司令、敵は手も足も出せない模様」
「いいぞ。攻撃の手を緩めるな!」


 ヤマト――
「砲撃可能空間は何処にも在りません」
「主砲は愚か波動砲も封じらては・・・」
「艦載機発進口も破壊されていて出せません」

「第一砲塔被弾!」
「第二主砲被弾」
「第三艦橋吹っ飛びました」
「之では攻撃できない」
「艦尾機関室付近に被弾!」
「出力20%低下」
「右舷補助エンジン大破!」
「出力更に低下」
 ヤマトは全く攻撃できないまま戦闘能力を封じられ殺がれていった。


 赤色艦――
「よし、止めだ!全艦デスザス砲発射用意」
「全艦、デスザス砲用意」
「このデスザス砲は我が艦隊が通常装備している兵器では最強なのだ」
「エネルギー充填120%」
「ふっふっふっ、発射!」
 その時、多数の艦が次々爆発を起した。
「何が起こったのだ?」
「それが・・・」
「デルータ司令、前方60万宇宙キロに地球艦隊発見」
「出てきた地球艦隊を叩き潰せ!」
「デスザス砲発射用意!」
「デルータ司令、地球艦隊の砲撃でエネルギーロスが発生しています」
「再充填を急げ!」
「最充填完了まで一分!」 


 ヤマト――
「ヤマトを包囲してた敵が爆発しました」
 アナライザーは報告した。
「艦長、アンドロメダの水谷艦長から通信です」
「相原、回路をメインに繋いでくれ!」
「了解、メインに繋ぎます」
『古代艦長、艦隊の整備に手間取って遅れました』
「水谷艦長、ヤマトは敵の砲撃で攻撃不能です」
『ヤマトを傷つけた敵は我々が引き受けましょう』
 水谷艦長の命で戦艦空母空母から艦載機が発進していって敵艦に猛攻を始めた。
『古代艦長、今のうちに戦艦空母の下へヤマトを移動させてください。修復の手配をしてあります』
「判りました。島!艦隊へ合流だ」
「了解、艦隊へ合流します」

 

- 5 -

 


 アンドロメダ――
「水谷司令、ヤマトをおって敵が来ます」
「全艦、ヤマトを追撃する敵を砲撃せよ!」
 水谷は全艦に砲撃を命じた。
 地球艦隊は水谷の号令下、赤色艦隊に砲撃を始めた。


 地球艦隊はヤマトを包囲追撃してくる艦を的確に沈めていった。
「ヤマト合流まで30万宇宙キロ!」
「敵艦隊本艦隊まで35万宇宙キロ」
「主力戦艦へ『波動砲発射体勢へ入れ!』」
 主力戦艦は波動砲の発射可能ポイントへ砲口をかえた。
「主力戦艦、波動砲エネルギー充填まで20秒」
「敵艦隊主力戦艦の波動砲最大射程まで15秒」
「ヤマトは?」
「ヤマト、合流まで後3分!」
「主力戦艦、波動砲内圧力減圧」
 水谷はヤマトへ被害が及ぶことを懸念して波動砲の減圧を命じた。
「駆逐、巡洋はミサイルを発射しヤマトの到着を援護しろ!」
 駆逐、巡洋艦からミサイルが発射されヤマトを追撃してくる敵艦に命中した。


 赤色艦――
「デルータ司令、我が艦隊は半数を切ってしまいました」
「司令、地球艦隊がミサイルを発射して来ました」
「おのれ〜デスザス砲の再充填を急げ!」
「エネルギー再充填まで5分!」
「何!5分だと。一分で再充填をしろ」
「無茶です、司令。回路が焼き切れてしまいます」
「いいからやれ!」
 デルータは激しい剣幕で兵士を怒鳴った。
「エネルギー再充填完了まで20秒!」
「地球艦隊まで3分!」
「司令、謎の敵艦はヤマトと言うみたいです。地球艦隊との通信傍受の結果判明しました」
「ヤマトだと?地球艦隊ごと消してやれ!」
 デルータはヤマトと地球艦隊の撃滅を発した。


 アンドロメダ――
「水谷司令、ヤマト合流まで1分!」
「波動砲発射90秒前、主力戦艦再加圧開始せよ」
 水谷は主力戦艦に波動砲エネルギーの加圧を命じた。

 

第25章END...


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