軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 27 章 -

- 1 -

 ガルマン星――
「総統、大変です。ボラーが再び連合艦隊を引き連れて現れました」
「全艦出撃せよ!」
「しかし、総統。ドメラー艦が・・・」
「ドメラーにはネオ・デスラー艦に格納してあるガルマンヤマトで出撃させよ」
「はっはっ」
 兵士はデスラーの命令をあっちこっちに伝えていた。


 連合艦隊――
「デスラーの戦力が落ちていると言うのは本当だろうな?」
「暗黒星団帝国との戦闘でガルマンのオオカミの艦隊は壊滅しております」
「君の情報を信じよう。デルータ司令」
「ただ、デスラーは短期で艦を建造し危険な兵器を実戦で使用している」
「それで射程距離はどのくらいあったのだ?」
「軽く見て200万宇宙キロってところだ!」
「馬鹿な・・・そんな射程がある兵器があってたまるか!」
「つい先日、我が艦隊はヤマトを撃滅寸前まで追い込んだ。そのヤマトの主砲は100万宇宙キロの射程があった」
「ヤマトの射程が100万宇宙キロもあるはずがない」
「しかし、その射程も我が頭脳の前では針と同じだ。逆にヤツの射程の長さを利用してやればいいのだ!」
 マルチェンコフは移動中通信で戦略を練っていた。
「間もなく、ガルマン国境です」
「構うなこのまま侵入をするのだ!」
 マルチェンコフはガルマンへの侵入を命じた。


 ガルマン艦隊――
「連合艦隊、国境を越え侵入してきています」
 兵士は報告した。
「ガルマン・ヤマトを発進させよ!」
「ガルマン・ヤマト発進せよ!」
 タランは復唱した。

 ガルマン・ヤマト――
「エンジン始動!」
 ドメラーはエンジン始動を命じた。
「ドメラー司令、エネルギー注入不足で始動できません」
 ドメラーの副官は報告した。
「ドメラー司令、総統からまだかと激が来てます」
 兵士は報告した。


 ネオ・デスラー艦艦橋――
「ドメラー司令より通信」
「タラン、メインに繋げ!」
「はっはっ」
 タランは器機を操作してメインに繋いだ。
「ドメラー、発進は何時になるのかね?」
『エネルギー注入不足でエンジンが始動できません』
「一刻も早くエンジンを始動させ発進するのだ!」
 その時、ドメラーの副官がドメラーに耳打ちした。
『総統、申し訳ありません。伝導装置のスイッチがOFFになっていただけでした』
「しっかりしてくれ給え。君たちには戦闘終結後、地獄の訓練を課す」
『はっはっ。ドメラー、ガルマン・ヤマトで発進します』



- 2 -

 


  連合艦隊――
「ガルマンの超大型艦から多数の戦闘艦が出てきました」
「全艦、最大射程で砲撃せよ!」
「首相、最大射程まで後50万宇宙キロありますが・・・」
「構わん、強引に撃つのだ!」
「ガルマン艦に砲撃反応!」

 ズガァ〜ン

「味方駆逐艦沈没!」
「以前のガルマン艦に50万宇宙キロの射程は無かったはずだ」
「首相、砲撃したのはガルマン・ヤマトです」
「何?ガルマン・ヤマトだと!デスラーのヤツ戦時条約を破りおって」
「確か、ヤマトは地球の戦艦の筈」
「如何でも良い!ガルマン・ヤマトも一緒に撃滅せよ!」 
 連合艦隊はガルマンに射程外からの砲撃を始めた。
「司令、デスラーの超弩級戦艦とガルマン・ヤマトの砲撃で戦力が削がれていきます」
「こっちの最大射程までまだ1万宇宙キロあるのにデスラーの艦はいったい何宇宙キロの射程があるのだ?」
「船体は以前より小さくなっていますが射程は大幅に上がっています。通常弾だと60万宇宙キロは軽くあるかと思われます」
「首相、此のままでは射程距離に入る前に我が艦隊は全滅です」
「こうなたったら、ディンギルのニュートリノ砲に賭けるか・・・」


 ディンギル艦――
「何?ボラーがニュートリノ砲を撃ってくれと言って来たのか」
「はい」
「無理だと言い返せ!まだ、実験もしてないのに実戦に使えるかとな」


 ボラー艦――
「首相、ディンギルは攻撃できないと言って来ました」
 兵士は報告した。
「出来ないだと。如何いうことだ!」
「テストもしてないからイキナリは無理と・・・」
「全艦、ブラックホール砲の発射準備が出来次第ガルマン艦に突撃せよ!」
 ボラー艦隊が次々突撃していったがガルマン艦に逆に沈められていった。
「首、首相。我が陣営は本艦とハスキン艦いがい全滅です」
「止むえん、ハスキン我に続け!引き上げるぞ」
 マルチェンコフの母艦はワープで引き上げていった。


 ディンギル艦――
「大総統、ボラーが逃げていきました」
「構わん、ニュートリノ砲の準備だ!」
「はっ、ニュートリノ砲発射準備」
「全艦隊のニュートリノ砲装備艦の半数は赤色艦に向け発射せよ」
「発射準備完了!」
 兵士は発射準備完了を報告した。

「ニュートリノ砲発射!」
 ディンギル艦からピンク色のエネルギーがガルマンと赤色艦隊に発射された。


 赤色艦――
「デルータ司令、光線が本艦隊に接近して来ます」
「何〜回避せよ」
「回避不能。直撃します」

 ズガァガッガッガッガァ〜ン

 バキッバキッ

 パリンッ


「司令、見方艦の半数以上が消滅してしまいました」
「ディンギルに回路を繋げ!文句を言ってくれる」
 司令は通信回路を繋ぐように命じた。


「ディンギル帝国大神官大総統ルガー、如何言う事だ。説明したまえ」
 デルータはルガーに説明を求めた。
『ニュートリノビームを普通の艦に搭載したはいいが、お宅が我らの絶対防衛圏内にいたため敵とみなしてしまったようなんだ』 
「何?我が帝国を敵と見なしただと・・・ガルマンに発射したのではなかったのか?」
『運悪く、ガルマンより我が艦隊に近かったのがお宅の悲劇だ!』
 ルガーは決していえない事があった。
 「ワザト狙った」とは口が裂けても言えなかった。
「まぁよい、ガルマンの始末を如何するかが問題だ!」
 
 チュド〜ン
 

「巡洋艦隊全滅!」
「おのれ〜全艦砲撃!目標、敵大型戦艦!!」
 赤色星団の艦隊は一斉にガルマン艦隊に砲撃を開始した。

 

 デスラー艦――
「総統、敵の砲撃で見方艦の大多数が戦闘不能です」
 タランは報告した。
「タラン、損傷した艦を収容修理を行え!」
「はっ、直ちに収容修理を行います」
 タランは兵士に命じた。
「タラン、ネオ・デスラー砲の用意だ!」
 デスラーはネオ・デスラー砲の準備を命じた。
「ネオ・デスラー砲発射準備!」
 

 

- 3 -

 


 赤色艦――
「司令、敵の超弩級戦艦はハッチを開いています」
「損傷した艦を収容するつもりだしい・・・全艦、あのハッチを集中砲火するのだ!」
 赤色艦隊はデスラー艦のハッチを集中攻撃し始めた。


 デスラー艦――
「総統、敵は収容ハッチを砲撃しています」
「収容中止!デスラー機雷を投下、敵に送り込んでやれ」
 デスラーは損傷艦の収容中止を命じ機雷投下、送り込むよう命じた。
「主要ハッチ、閉鎖完了!」
「収容ハッチ第二装甲まで破損!」
「機雷投下準備完了!」
「瞬間物質移送機作動準備完了」
 兵士たちはデスラに次々報告した。
「良し、機雷投下!」
 デスラー艦から無数の機雷が投下され自動で瞬間物質移送機の前に移動した。
 機雷が全部移送機の前に移動すとデスラーは命じた。


 赤色艦――
「司令、敵機雷で進路退路共に塞がれました」
「小癪な、機雷を撃滅せよ!」
 デルータは機雷の撃滅を命じた。
「司令、機雷ばかり気にしては・・・・」
「機雷以外に気にするものなど・・・」
「司令、敵旗艦に超高エネルギー反応」
 その間にも機雷はドンドン距離を詰めてきていた。 
「何!敵旗艦に超高エネルギー反応だと」
「もう、一隻にも高エネルギー反応!」
 兵士は叫んだ。
「機雷は囮だったか・・・ワープだ!」
 司令はワープを命じた。
「司令、之だけ機雷が密着しているとワープは不能です」
「駆逐艦共を犠牲に機雷を破壊し進路を作れ!」
 デルータは見方を犠牲に進路を作るよう命じた。


 デスラー艦――
「ドメラー、君はディンギルへ発射したまえ」
 デスラーはドメラーにディンギル艦隊へ発射を命じた。 
「総統、エネルギー充填250%。充填最大まで後2分です」
「タラン、敵艦に繋いでくれ」
「はっ、繋ぎます」
 タランは敵艦に通信を繋いだ。


 赤色艦隊――
「司令、敵艦より通信が・・・」
「繋げ!」
『私はガルマン・ガミラス帝国総統デスラーだ!』
「私は・・・・」
『名乗るのが怖いのかね?』
「強情な。我が帝国の名をを聞いて腰を抜かすなよ」
『早く言いたまえ。お宅とは戦争中なのだよ』
「私は赤色星団帝国銀河侵攻艦隊総司令デルータだ!」
『デルータ君とやら、君の艦隊は後90秒の命だ!』
「90秒だと?笑わせるなそっちこそ10分の命だぞ」
『では、次の一撃で勝負を決しよう』
 通信は此処で終わった。


 

- 4 -

 


 デスラー艦――
「総統、エネルギー充填完了です。何時でも発射を・・・」
 デスラーはトリガーに手を掛け何かを待っているようであった。
「タラン、ドメラーは如何だ?」
「ディンギルに最後の一撃を放つ頃だと思います」


 ガルマン・ヤマト――
「ディンギルの王よ、潔く我が軍門に下れ!」
 ドメラーは、ルガーに降伏を迫っていた。
『降伏などしてたまるか!』
「降伏より民族の滅亡を選ぶか・・・」
『くっ』
 ルガーは歯を噛み締めていた。
「先ほどのハイパー・デスラー砲で分かったと思うがニュートリノ砲は波動エネルギーの前では無力だ。
今は、ガルマンの元で民族の再興を選ぶほうが賢明だ!」
 ドメラーは必死で降伏を呼びかけた。
「まだ、ボラーと行動するつもりか?ボラーは御宅を見捨てて逃げたのだぞ。
デスラー総統は降伏したら国家の再興を認める考えを示されているのだ」
 ドメラーの説得にルガーの心境は揺れていた。
『もはや、我が帝国に戦う力はない。滅亡より、再興の道を選ぶ』
 ルガーはディンギル帝国の再興の為、ガルマンに降伏した。


 デスラー艦――
「総統、ドメラーから入電!」
「タラン、読みたまえ」
「はっ、「ディンギルは我が帝国に降伏を表明!」」
「ドメラーがディンギルを従えさせたか・・・」
「ネオ・デスラー砲発射20秒前、ガラスに防御シールド展開!」
 デスラーは敵艦に照準を合わせた。


 赤色艦――
「赤色砲発射準備完了!」
「敵旗艦まで40万宇宙キロ。敵へのエネルギー到達20秒」
「ふっふっふっふっ、発射!」
 赤色艦から一斉に強力な赤いエネルギーの束が発射された。


 デスラー艦――
「総統、敵に発射反応!敵弾到達まで15秒!」
 タランは報告した。
「ネオ・デスラー発射!」
 ネオ・デスラー艦の艦首から強力なエネルギーが打ち出された。


 双方のエネルギーは距離を詰め中間点付近で衝突した。
 しかし、エネルギーの圧縮率の強かったネオ・デスラー砲の前では赤色砲は無力だった。


 赤色艦――
「司令、敵の超強力なエネルギーが急速接近中です。回避不能!!」
 兵士が叫んだのと同時に赤色艦はネオ・デスラー砲に飲み込まれた。
「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 命令も間に合わず司令の声が艦内に響いて、赤色艦は宇宙のチリになった。


 

- 5 -

 


 赤色星団本星――
「聖大帝、誠に残念なお知らせがございます」
 参謀のグレーダーは報告した。
「言ってみろ、グレーダー」
「はっ、デルータ率いる銀河侵攻艦隊が全滅いたしました」
「全滅だと?」
「太陽系内で地球艦隊の反撃を受け艦隊は全滅・・・」
「デルータは誰に倒されたのだ!」
 聖大帝はグレーダーに聞いた。
「銀河の一勢力のガルマン・ガミラスとか言う国のたった一隻に・・・」
「して、ボラーとディンギルは?」
「ボラーは早々と撤退、ディンギルはガルマンに降伏した模様です」
「困ったことになったな・・・我が帝国は今、白色彗星との決戦に備えて戦力を編成しなおしておると言うのに」
 此の時、赤色星団は白色彗星との最終決戦に備えて戦力を召集していたのだった。
「聖大帝、それなら私めが艦隊を率いて銀河を制圧して御覧に入れましょう」
 デモンは聖大帝に言った。
「いや、彗星帝国戦の前にお前を失う訳にはいかん。彗星帝国戦では最前線で指揮を執ってくれ」
「聖大帝の御命令のままに・・・」
「デモン、白色との決戦は此のワシも出向く。グレーダー、超弩級巨大戦艦空母の整備は済んでおるな」
 聖大帝はグレーダーに聞いた。
「既に整備は済んでおり後は聖大帝の御命令を待つだけです」
「全艦出撃準備!」
 聖大帝は出撃準備を命じた。
 聖大帝はマントを翻して自らの母艦に向かった。


 超弩級巨大戦艦空母――
「聖大帝、発進準備完了です」
 兵士は聖大帝に報告した。


 一方、戦闘で大破したヤマトは・・・・
「ヤマト、修復率60%」
「真田さん、後どのくらいでテスト航行出来ますか?」
 古代は真田に聞いた。
「特に機関部の修理に時間を食っている。機関員の大半が負傷してるからな〜」
「なるべく早くお願いします」
「分かった、なるべく急ごう」
 ヤマトでは夜通しの修理が行われた。

 

第27章END...


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