軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 32 章 -

- 1 -

 ガルマン・ヤマト
「レーダーに空間湾曲反応!」
 其の瞬間、機雷を纏ったボラー艦隊に包囲された。

 チュドーン。
「第一主砲被弾!」
「第三艦橋大破!」
 ガルマン・ヤマトと次元潜航艇は至近距離からの砲撃で至る所で爆発が起こり炎と煙に包まれた。
「第二、第三砲塔大破!」
「全砲塔使用不能!」
「魚雷発射準備!」
「魚雷及び側舷ミサイル発射準備完了!」
「発射!」
 ガルマン・ヤマトからミサイルがボラー艦へ発射された。


 超弩級機動戦艦
「敵、ミサル及び魚雷接近!」
「撃ち落せ!!」
 ボラー艦は次々撃ち落していった。
 だが、数隻が餌食となったがボラーの優位は変わらなかった。
「奴らの全兵装を使用不能にすし!」
 マルチェンコフは命じた。


 ガルマン・ヤマト
「司令、全兵装使用不能です」
 兵士は報告した。
「ドメラー司令、ボラーから通信です」
「繋げ!」
 兵士はボラーへ回路を開いた。
『流石は、ガルマンが誇る宇宙の狼。此処までは賞賛しよう』
「マルチェンコフ、ベムラーゼの後継者の割りに頭はいいな」
『私は、無能だったベムラーゼとは違う。宇宙の狼を追い詰めたのだからな・・・』
「其処は、認めよう。だが、根本的にはベムラーゼと変わってないな」
『ふん、武器すら使えない貴様が言う口か?』
「之だけは言っておいてやろう。欲を出しすぎるな!出しすぎると後で破滅するぞ!!」
『言ってくれたな。言ったからにはそれだけの覚悟あるのだな』
「それからもう一つ。そろそろ、ボラー母星で暴動が起きている頃だと思うが・・・」
『何!暴動だと?』
 其の時、兵士が耳打ちした。
『貴様、何をした?』
「其の顔だと、暴動が起きたんだな」
『何をしたと聞いているのだ!』
「何って、あんたが身代わりに住人を前線でガルマンからの縦にすると偽情報を流しただけだ」
 マルチェンコフは「全艦隊を引き連れてきたことが裏目に出たか」と心の中で思った。


 超弩級駆動戦艦
「艦隊の半数を本星に戻し暴動を鎮圧せよ」
 マルチェンコフは傍らの副官にめいじた。

 ガルマン・ヤマト
「そちらの、話は済んだのか?」
『では、通信後戦闘再開だ!』

 ビュウウウウウ
 
 スクリーンからマルチェンコフの姿が消えた。

 

- 2 -


 ガルマン・ヤマト
「重力デスラー砲用意!」
「司令、それは・・・」
「そうだ!」
「現状で撃てば当方に被害が・・・・」
「艦尾の機雷を爆破し退路を作れ!」
 兵士は艦尾側の機雷を爆破した。
 ガルマン・ヤマトの後方のボラー艦が機雷もろとも吹き飛んだ。
「逆噴射、全速後退!」
 ガルマン・ヤマトは逆噴射でボラーの包囲網を破って脱出した。


 超弩級機動戦艦
「ガルマン・ヤマト、包囲網を突破しました」
「敵戦艦艦首に高エネルギー反応!」
「絶対に撃たせるな!発射口を破壊するのだ!!」
 ボラー艦隊はガルマン・ヤマトの艦首を集中攻撃し始めた。
「敵艦艦首に重力波発生!」
「攻撃が重力波でそれてしまいます」
「敵艦エネルギー臨界点に達しています」
「ワープだ!」

 
 ガルマン・ヤマト
「エネルギー充填200%」
「敵、ワープする模様」
「重力デスラー砲発射!」

 ガルマン・ヤマトの艦首から不気味な光を発したエネルギーがボラー艦隊に発射された。
 エネルギーがボラー艦隊へ、超弩級機動戦艦に命中する寸前にワープしかけたが一条の光が機関部を貫いた。


 他のボラー艦は重力デスラー砲によって発生した重力で、艦体を押しつぶされ爆発した。


 超弩級機動戦艦
「首相、艦隊が全滅しました」
「全滅だど?」
「もう一つ残念なご報告が・・・」
「本星に戻った艦隊が暴徒に抑えられました」
「レーダーに空間湾曲反応!」
「敵潜航艇の攻撃が機関部に集中しています。出力30%にも達していません」


- 3 -


  超弩級機動戦艦
「首相、デスラーから通信が・・・」
「何?忙しい時に」

『マルチェンコフくん、ボロボロじゃないかね』
「貴様がしたくせに言うな!」
『口は達者なのに攻撃してこないのか?』
「デスラー、そんなにも私を怒らせたいのか」
『武器も使えない、エネルギーも不足しているのに言えた口かね』
 デスラーはマルチェンコフの痛いとこをついた。
「だが、貴様を葬る手はまだ残っている。判るか?デスラー」
『お宅の考えは手にとる様に判る。艦を自爆させブラックホールで倒そうとする腹だろうが、最早マルチェンコフくんが
国家元首に復帰することは無い』
「現に元首は此のワシだ。他の者がなることは無い」
『さっき、我艦にボラーの反乱軍から降伏の通信があった』
「降伏だと?そんな事あるはずが無い」
『君に最後の選択を与える。ボラーの反乱軍から「身柄を引き渡して欲しい。叶わなくば葬って欲しい」と』
「ワシを裁くだと?」
『時間は10分与える。良く考えたまえ』

 ビュウウウウウ


「デスラーのヤツ、ワシを怒らせたこと後悔させてやる」
 マルチェンコフは怒りを込めて命じた。
「ハイパー・ブラックホール砲最大出力でデスラーへ発射しろ!」


 ネオ・デスラー艦
「ネオ・デスラー砲発射用意!」
「ネオ・デスラー砲用意!」


 10分後・・・


 超弩級機動戦艦
「首相、デスラーのアホが指定した10分が経過しました」
『今何って言った!』
「何も言っておらん」
『貴様の部下に聞いたのだ』 
「何か言ったか?」
 マルチェンコフは部下に聞いた。
「ただ、デスラーのアホと言いました」
『そんなに私を怒らせたいのか!』
「貴様が怒っても今更怖くない」
『それが、答えか?』
「そうだ!之が答えだ。受け取れデスラー」
 ビュウウウウ


 マルチェンコフはガルマン艦へ最大出力のブラックホール砲を発射した。 


 

- 4 -


 ネオ・デスラー艦
「ボラーがブラックホール砲を発射しました」
 兵士は叫んだ。
「マルチェンコフのヤツは死を選んだか・・・ネオ・デスラー発射!」
 デスラーはトリガーを引くと艦首から暗黒星団帝国を葬った時よりも高出力のデスラー砲が発射された。
 ネオ・デスラー砲はマルチェンコフが撃ったハイパー・ブラックホール砲を飲み込んで超弩級機動戦艦へ襲い掛かった。

 
 超弩級機動戦艦
「首相、デスラーが・・・」
「ワープだ!」
 マルチェンコフはワープを命じた。
「エネルギーが足りません」

「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 マルチェンコフの叫びも空しくデスラー砲に飲み込まれた。

 当たりに静寂が戻ると其処にはボラーの残骸は何一つ残っていなかった。


 ネオ・デスラー艦
「総統・・・」
「タラン、マルチェンコフは死んだとボラーに伝えてやりたまえ」
「はっ、伝えてやります」
「ウラウルフ、ガルマン・ヤマトとガルマンウルフ艦隊を収容せよ」
 デスラーはウラウルフに残存艦を収容するよう命じた。


 一方、地球・・・・
 木星ガニメデ基地
『此方、真田!機関修理完了』
 真田は機関室から報告した。
「ご苦労様です。エネルギー再注入まで後どのくらいですか?」
『再注入完了まで2時間てところだ!予定より5時間遅れだな〜』
「艦長、長官から通信です」
『古代、ヤマトの修理は完了したか?』
「修理は完了しエネルギー注入中です」
『既に、出撃時間が過ぎている。直ちに白色彗星の撃滅に向かえ!』
「判りました。エネルギー補給は航行中に戦艦空母から受けます」
『直ちに艦隊を率いて撃滅に向かえ!何としても太陽系外で食い止めるのだ!』
 ビュウウウウウウウウウ


「全艦、発進準備!総員配置に就け!」
 古代は通信回路を全艦に繋いで命じた。

 各艦は慌しく発進準備を始めた。
「アンドロメダ型戦艦空母3番、5番艦ヤマトを両舷から曳航しつつエネルギー注入してくれ」
『了解しました』
  


- 5 -


 アンドロメダ銀河
「大帝、間もなく都市要塞の修路完了します」
「有無、作業を急がせろ!完了しだい地球を我が物にしに行く」
 白色彗星はアンドロメダ銀河で態勢を立て直していた。


 ガルマン・ガミラス本星
「総統、ボラーとの決戦で次元潜航艇、ドメラー艦隊大きく消耗しています」
 キーリングは報告した。
「止むえん、計画設計は上がってたが主力戦闘艦の建造の為見送ってた新型戦闘空母を3隻とデスラー砲艦を100隻1週間で建造せよ!
この銀河から戦火が消えたとは思えん」
 この時のデスラーの感は当たっていたのだ。


 地球艦隊
 ヤマトは両舷からアンドロメダ型戦艦空母に曳航されながらエンジンへエネルギー注入をしてた。
「エネルギー注入完了まで30分!」
 山崎は機関室から報告した。
「機関長、注入量は之が限度ですか?」
「いや、ヤマトは限度ではないが戦艦空母からの注入量は限界値ぎりぎりで注入している」
「引き続き注入作業をお願いします」
「了解」


 白色彗星
「大帝、要塞都市の修復完了しました」
 兵士は報告した。
「速度最大!目標は地球だ!!」
 修理を終えた彗星は恐ろしい速度で地球へ驀進し始めた。
「大帝、この速度だと1週間で銀河系外隅に到達します」
「精々、首を洗って待っていろ!ヤマトよ地球人どもよ・・・わっはっはっはっはっ。あっはっはっはっ」


 ヤマト
「此方、全天球レーダー室。アンドロメダ方面より恐ろしい速度で接近中の白色彗星を捉えました」
「到達予想は?」
「約一週間です」
「なんて速度なんだ!あの時の彗星よりも速度が速い・・・」
 真田は驚愕の顔で言った。
「此方、機関室。エネルギー注入完了!」
「機関長、直ぐに第一艦橋に戻ってください」
 古代は山崎に第一艦橋に戻るよう言った。

 

第32章END...


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