軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 33 章 -

- 1 -

 ヤマト第一艦橋
「之よりヤマトを立て直す。総員配置に就け!」
 古代は命令を発した。
「補助エンジン始動」
「補助エンジン始動」
 ヤマトは曳航されながらエンジン始動作業を進めた。
 少しするとヤマトの補助エンジンがうねりを上げ始めた。
「スーパーチャージャ接続!」
 山崎は自席から機関室に指示を次々飛ばした。
「波動エンジン始動!接続」
 波動エンジンが息を吹き返すとだんだん音が第一艦橋に響き始めた。
「曳航ロープ切断!」
 波動エンジンが始動したことを確認すると真田は曳航ロープの切断を船外作業員に命じた。
 ヤマトを牽引してたロープの切断を確認して古代は命じた。
「波動エンジン点火、ヤマト発進!」
 ヤマトの噴射口から勢いよくエンジンの火が吐き出された。
 機能が回復したヤマトは防衛艦隊を引き連れアンドロメダ方面へ白色彗星の撃滅に向かった。


 地球防衛軍本部
「長官、ヤマトは無事修理を終えアンドロメダ方面へ艦隊を率いて向かいました」
 参謀は報告した。 
「参謀、地球残存艦を念のため土星宙域に待機させよ」
「判りました。それで、何時命令を出せば宜しいでしょうか?」
 参謀は長官に聞いた。
「早ければタイタン基地で念入りに整備でもさせておけ」

 参謀は地球残存艦にタイタン基地へ向かうよう指令を各艦に通達した。

 命令を受けた艦が次々、タイタン基地へ向かい始めた。


  ヤマト
「之より、銀河系外へワープする。全艦準備に入れ!」
 古代は全艦へワープを命じた。
 全艦のワープ準備完了を確認するとヤマトを先頭に艦隊が次々ワープ空間に消えていった。


「全艦ワープ終了!」
 ワープ終了点は銀河系外のテレザート空域付近だった。

「ああっ・・・」
「如何した?太田!」
 古代は太田に聞いた。
「白色彗星が前方に・・・」
 太田はメインスクリーンに映した。
「太田、テレザート空域に来るのは何時だ!」
「明日です。正確には今宵です」
「相原、全艦に緊急警報を流せ!」
「ヤマトより緊急警報、白色彗星との接触に警戒せよ。白色彗星との接触時刻は深夜1時ごろと思われる」
 相原は全艦に指令を伝えた。 


- 2 -


 白色彗星
「大帝、もう間もなく銀河に侵入します」
「地球人どもこの速度に恐れおののくがいい。わっはっはっはっはっ」
 大帝は高笑いをした。
「レーダーに反応多数。距離1000万宇宙キロ」
「何処の輩だ!」
「分析の結果、地球艦隊と確認・・・」
「止めろ!」
 大帝は彗星を止めるよう命じた。
「大帝、直ちに艦隊を率いて目の前の地球艦隊を撃滅に向かいます」
「いや、待て。バルーゼ・・・この場はワープでかわし太陽系内に侵入する。太陽系内なら地球艦隊は超兵器は使いにくいからな」
「畏まりました。発進準備のまま待機しておきます」
 バルーゼは彗星帝国式の敬礼をして大帝の間を後にした。
「ワープ終了と同時に、地球圏の惑星に一斉攻撃を行う」
 巨大な彗星はワープ空間に消えていった。


 ヤマト
「艦長、彗星がワープして行きました」
 太田は報告した。
「全艦反転!ワープで彗星を追跡する」
「待て、古代!ヤマトは兎も角、他の艦のエネルギーが回復できていない」
 ワープを命じた古代を真田が止めた。
「じゃあ如何すれば・・・・」
「斉藤、亜空間波動砲の発射準備をしろ」
 真田が斉藤に亜空間波動砲の発射準備を命じた。
「全艦、ワープ準備中止!反転の上、ヤマト後方に着け!」


 地球防衛軍本部
「緊急事態発生!」
 司令部が慌しくなった。
「如何した?何があった」
「それが、彗星が突如ワープで太陽系内に侵入してきました」
「第十一番惑星基地交信途絶」
「冥王星基地も途絶!」
「土星空域の艦隊に迎撃命令を出せ!」
「はっ」
「それと、デスラーに暗号通信を送っておけ!」
 長官は何を考えたのかデスラーに通信を送るよう命じた。

 

 彗星帝国
「大帝、バルーゼ提督が地球軍へ総攻撃を開始、既に天王星も落としております」
「よし、我要塞都市も更に侵攻する」
 

- 3 -


 彗星帝国バルーゼ艦隊
「土星空域に地球艦隊発見!」
 兵士はバルーゼに報告した。
「始末しろ!」
「しかし、此方の攻撃前に察知されているかと・・・」
「なら、新火炎直撃砲で地球軍を撃滅するのだ」
 兵士は新火炎直撃砲への回路を開いて充填に入った。


 ヤマト艦隊
「全艦、亜空間航法準備完了」
 斉藤は報告した。
「艦長、亜空間波動砲のエネルギーコンバーは終了しています」
 山崎はエネルギーコンバーの終了を報告した。
「良し、斉藤。目標座標土星と火星の中間点アステロイド帯に門をつなげろ!」
「了解。亜空間波動砲発射!」
 ヤマトの波動砲から発射されたエネルギーは徐々に亜空間トンネルを形成した。
「亜空間の門が開いた。全艦発進、亜空間トンネルへ進入せよ」
 ヤマトを先頭に地球艦隊は亜空間トンネルへ突入していった。


 土星空域
「艦長、我陣営の戦況は不利です」
 防衛艦の兵士は報告した。
「堪えるのだ。ヤマト以下の主力艦隊が到着すれば戦況は優位に変わる」
「しかし、既に我艦隊は100隻をきっています」
 ズガ〜ン
「見方戦闘艦10隻沈没!」
「転進、カッシーニの隙間に逃げ込むのだ」
 戦闘を指揮してて艦長はカッシーニの隙間に逃げ込むように命じた。


 彗星帝国バルーゼ艦隊
「司令、地球艦隊は撤退を始めました」
「空母艦隊、艦載機にて地球艦隊に止めをさせ!一隻のこらず沈めるのだ」
 バルーゼは空母艦隊に命じた。


 アステロイド帯
「亜空間トンネルより全艦離脱しました」
 太田は報告した。
「全艦反転、長距離砲撃可能な艦は砲撃せよ」
 古代は全艦に命じた。

 

 彗星帝国バルーゼ艦隊空母艦隊
「バルーゼ司令のご命令だ。地球艦隊を一隻残らず沈めるのだ!」
 其の時、数隻の空母が爆発した。
「司令、見方空母が突如爆発しました」
「何、爆発しただと?早く発進させろ!」
 空母艦隊司令は命じた。

 

- 4 -


 彗星帝国バルーゼ艦隊
「バルーゼ提督、空母艦隊が地球艦隊の長距離砲撃で壊滅しました」
 バルーゼ艦兵士は報告した。
「何、壊滅だと!」
「はい、ヤマト以下の大型艦の砲撃で・・・」


 彗星帝国
「大帝、バルーゼ艦隊の機動部隊がヤマト以下の艦隊の砲撃で全滅しました」
「いったい如何やって我、彗星帝国を追い抜いたかは知らぬが地球艦隊を撃滅せよ」
 大帝は地球艦隊の撃滅を命じた。


 地球艦隊
「艦長、ヤマト以下アンドロメダがアステロイド帯に出現。反転攻撃に出ました」
 兵士はヤマトの到着を報告した。
「そんなことより、ヤマトへ通信を送れ!」


 ヤマト
「艦長、前衛艦隊から通信です」
 相原は古代に報告した。
「通信回路開け!」
「了解、回路開きます」
 相原が通信機を操作するとメインスクリーンに前衛艦隊司令が現れた。

『古代司令、ヤマト以下アンドロメダの到着歓迎します』
「挨拶はせんでいいから敵艦隊に砲撃せよ!」
 古代は前衛艦隊に砲撃を命じた。

 
 前衛艦隊
「全艦反転、目標敵艦隊」
 しかし、その間にも戦力は確実に削がれていった。
「艦長、我艦隊は10隻をきりました」


 彗星帝国バルーゼ艦隊
「敵前衛艦隊壊滅!」
「ふっふっふっふっふっ。目標、敵主力艦隊!新火炎直撃砲発射」
 バルーゼの新メダルーザが火を吹いた。


 地球艦隊・・・
「見方戦闘艦多数爆発!」
 太田は報告した。
「全艦、火炎直撃砲装備艦を集中砲撃せよ」
 全艦が、火炎直撃砲装備艦を集中砲撃した。
 しかし、火炎直撃砲装備艦を沈めているのに防衛艦隊の沈没が相次いだ。
それも、其のはず。 遥か彼方から、都市帝国が連続で撃っていたからである。
「艦長、都市帝国に発射反応!」
 ズズ〜ン
「艦隊の被害は?」
「主力戦艦多数沈没」
「大田、都市帝国の位置は?」
「フェーべの方角約5000000宇宙キロ付近に停泊中」


 都市帝国
「大帝、あまり発射すると地球艦隊に位置を教えることになるのでは?」
 ミルは、大帝に言った。
「判った所で、地球艦隊は近づくことも出来んのだからな・・・」
「そうでございますな」
「あっはっはっはっはっ、うっわっはっはっはっはっ」

 

 地球艦隊
「アンドロメダ級主力戦艦及びアンドロメダ型戦艦空母、波動砲発射準備!」
 古代は、考えた末一つの命令を下した。
 古代の命令は各艦に伝えられ実行に入った。
 敵に、察知されない様、旧式の方法『発光信号』で各艦に伝達された。
 指定された艦は、少しずつ発射方向をずらし惑星に影響しないように方向を微妙に調整した。
しかも、敵が如何動くか計算しつくされた発射角なのだある。 


- 5 -



 彗星帝国バルーゼ艦隊
「バルーゼ司令、敵の一部にエネルギーの上昇を確認」
「なに? エネルギーの上昇だと!」
「恐らく、波動砲を撃つものと思われます」
 ズズ〜ン
「何事だ!」
 バルーゼは聞いた。
「ヤマトの砲撃です。 見方駆逐艦、護衛艦多数沈没!」
「新火炎直撃砲の発射準備を急げ!」
「はっ」
 兵士は、エネルギー充填に入った。
「敵艦隊のエネルギー値120%超えました」
「エネルギー充填はまだか?」
「先ほどのヤマトの砲撃で爆発した艦がぶつかった衝撃でエネルギー充填加速装置が故障したようです。
其の為、エネルギー充填まで3分かかります」
「3分だと! 30秒で完了しろ!」
「それでは、回路が・・・」
「言われた通りにしろ! 射殺するぞ」
「は、はっ」
 バルーゼ旗艦は、全回路をエネルギー充填に回した。
「エネルギー充填完了!」
「地球艦隊の方は?」
「エネルギー充填率180%超えています」
「そんなにエネルギーを充填したことを後悔するがいい・・・
発射!」
 バルーゼ旗艦からワープエネルギーが地球艦隊に発射された。


 地球艦隊
「敵旗艦に発射反応!」
 其の直後、艦隊が大爆発を起こした。
「被害は?」
「アンドロメダ級主力戦艦5、アンドロメダ型戦艦空母4隻沈没!」
「伊賀、甲賀及び主力戦艦、空母、駆逐艦、護衛艦はカッシーニの隙間に後退せよ」
 古代は、艦隊の一部に後退を命じた。


 バルーゼ旗艦
「敵の一部が後退を始めました」
「ふっふっふっふっふっ、いいぞ。 其の調子だ!
次弾用意! 目標、後退中の地球艦隊!」

 

 地球艦隊
「各艦のエネルギー充填完了!」
「発射二十秒前。 全艦対ショック、対閃光防御!」
 5,4,3,2,1
「発射!」


 バルーゼ旗艦
「発射!!」


 地球艦隊とバルーゼ旗艦は同時にエネルギーを発射した。

 

第33章END...


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