軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 35 章 -

- 1 -

 ヤマト
「次元波動砲発射準備完了!」
 斉藤は、報告した。
「方位変更、都市帝国下部・・・」
「方位変更、都市帝国下部」
 島は復唱して方位を変えた。
「総員対ショック、対閃光防御! 次元波動砲発射10秒前」
 斉藤は、カウントダウンを始めた。
「5,4,3,2,1、発射!」
 斉藤がトリガーを引くとヤマトの波動砲発射口から何かが打ち出された。

 

 ステルス艦隊
「司令、ヤマトより波動砲が発射されました」
「弾道は、判るか?」
 司令は聞いた。
「タキオンエネルギー反応はありません」
「何! タキオン反応が無いだと!」
「は、はい」
 其の時、周囲の艦が次々爆発を起こした。
「何が起こったのだ!」
 司令は兵士に問い詰めた。
「それが、ヤマトの波動砲で味方艦が多数損傷・・・」
「損傷した艦は?」
「通常空間へ浮上しました」
「今の攻撃は・・・」
「我々を引っ張り出すための攻撃かと思われます」
「無事な艦はガトランチス砲の周囲へ集まれ! 態勢を立て直す」
 司令は、無事な艦に集合命令をかけた。

 

 アンドロメダ
「司令、敵艦が出現しました」
 兵士は、報告した。
「全砲門開け! 目標、浮上した敵潜宙艦!」
 水谷は、ヤマトの次元波動砲によって引きずり出されたステルス艦に攻撃を命じた。
 アンドロメダ以下の地球艦隊は、ヤマトの次元波動砲で引きずり出された彗星帝国艦へ集中砲火を浴びせた。

 

 彗星帝国
「大帝、ヤマトの波動砲で炙り出されたステルス艦が地球艦隊の砲撃で撃沈しました」
「全艦、沈んだのか?」
「いえ、全体の二割だけです。 後は健在しています」
「ガトランチス砲、第二弾準備完了!」
 兵士の報告を待ってましたの如くズオーダーズは、命じた。
「目標ヤマト!! ガトランチス砲、第二弾、発射ーーーー!」
 都市帝国下部の巨砲から強力なエネルギーがヤマトへ発射された。 

 

- 2 -

 


 ヤマト
「都市帝国より強力なえねるぎーガ急速接近中・・・」
 アナライザーは、報告した。
「島! 回避だ!」
 古代は回避を命じた。
「完全回避は無理です」
 次郎は言った。
「可能なだけ避けろ!」
 島の必死の操縦で交そうとしたがエネルギーはヤマトへ命中した。
 激しい衝撃の後、爆発が起こった。
「下部第三艦橋、吹き飛びました」
「艦載機発進口大破!」
「補助エンジン被弾! 出力20%低下!」
 艦低部の方から次々と被害の報告が来た。
「医務班、工作班、消化班、特級装備で急行せよ!」
 古代は、各班に命令を出した。


 地球編隊
「加藤総隊長、ヤマトが被弾したそうです」
 隊員の一人が加藤へ通信を送った。
「全機、各母艦へ帰還せよ!」
『加藤、帰還の前にもう一仕事してきてくれ!』
 帰還命令を出した加藤に古代が命令を出した。
「其の仕事って・・・」
『都市要塞下部の巨大な砲を可能な限り破壊してくれ』
「了解! 之より要塞の巨砲の破壊に向かう全機続け!!」
 加藤は、全機に命じるとフルスロットルで要塞下部の砲に向かった。

 

 彗星帝国
「大帝、要塞下部に地球編隊急速接近中!」
「迎撃機は?」
「全機撃墜されました」
「対空砲を出し打ち落とせ!」
 大帝は、対空砲で撃墜するよう命じた。
「しかし、ステルス艦が・・・」
「其の程度で沈む艦はいらん!!」


 地球編隊
「目標、都市要塞下部の巨砲・・・ 全機攻撃開始!」
 地球編隊は、都市要塞下部の巨砲へ総攻撃を始めた。
 しかし、巨大な砲はビクともしない。
「総隊長、都市帝国下部より砲撃が始まりました」
 隊員は、加藤に報告した。
「全機、敵の射程外へ退避!」
 加藤の命で退避中の数機が撃墜された。
中には、火達磨になりつつ巨砲へ突っ込む機もあった。

- 3 -


 ガルマン・ガミラス本星
「総統、東部方面軍のガイデルより緊急連絡です」
 キーリングは、報告した。
「繋いでくれたまえ」
 デスラーは、キーリングに繋ぐよう命じた。
『デスラー総統、宇宙時間20時05分、地球艦隊と彗星帝国の戦闘が始まった模様です』
「して、戦況は?」
『地球艦隊健在もやや不利の模様』
「ガイデル、あれを持ち出しても構わん・・・」
『総統、それは・・・』
「そう、新型の次元潜航艇だ!」
 デスラーは、新型の次元潜航艇を出すよう命じた。
『フラーケンに、その新型艦即ち、ステルス型次元潜行戦艦にて出撃を命じます』
「私も今日中に大艦隊を率いてそっちに向かう・・・
逐一、私に報告したまえ」
『はっ、デスラー総統バンザイ!』
 ガイデルがスクリーンから消えた。

「キーリング、本土防衛艦隊の指揮をお前に任す。
留守の間、頼むぞ!」
「はっ!」
「タラン、全艦に発進命令を出せ!」
 デスラーはタランに発進を命じた。


 ガルマン星の艦隊基地では慌しく発進準備が始まった。

 

 ネオ・デスラー艦
「デスラー総統、タラン副総統、全艦発進準備完了しています」
 兵士は、報告した。
「よし、機関始動!」
「機関始動!」
 タランは復唱した。


「ネオ・デスラー艦、発進!」
 ネオ・デスラー艦をはじめ多数の艦が、次々ガルマン星を飛び立った。
また、惑星スターシアから出撃した艦隊も加わり総勢3000隻を超える大艦隊となって補給基地である
ガイデル要塞へ進路をとった。

 

 東部方面軍ガイデル要塞
「提督、総統は母星を出発したそうです」
 兵士は、報告した。
「フラーケンを呼んでくれ!」
「はっ」
 兵士は、フラーケンを呼びに行った。
「ガイデル提督、お呼びですか?」
「フラーケン・・・・いや、ガルマンウルフ、デスラー総統からお前へ新鋭艦のプレゼントがある」
 ガイデルは、フラーケンを格納庫の窓に連れて行った。
「ガルマンウルフよ、此の艦は我が東部方面軍に先日届いたばかりの新型艦だ!
従来の潜航艇の能力を戦艦に移植してある。 其れだけではない。
デスラー総統の旗艦にも装備されていない物・・・ ステルスだ!」
「ステルスですか?」
「そう、ステルスだ! 君も知っての通り我がガルマンの最高機密技術だ」
「それを私にお与えになられたと言うと、総統の期待が大きいと言うことですね・・・
それで、今回の作戦は?」
 フラーケンはガイデルに聞いた。
「今回の作戦目標は、白色彗星だ!」 
「白色彗星ですか? 何ですか、それは・・・」
「私も詳しくは知らないのだが、昔デスラー総統がヤマトに敗れて彷徨われているところを
助けられ、蘇生手術で復活してもらったと聞いている」
「しかし、何故攻撃を・・・」
「銀河系統一後の全宇宙支配の邪魔になるから撃滅せよとのことだ!」
「そうですか〜」
「フラーケン、デスラー総統の命令を伝える。
ステルス型次元潜行戦艦隊を率いて、現在交戦中のヤマト及び地球艦隊の援護をするのだ!
可能だったら、彗星帝国を撃滅しても構わん!」
「はっ、ガルマンウルフ、直ちに出撃します」
 フラーケンは、敬礼すると新鋭艦の格納庫へ副官を連れて行った。

 

 ステルス型次元潜行戦艦隊旗艦
「フラーケン司令、全艦発進準備完了!」
「全艦発進、目標太陽系土星圏の白色彗星帝国都市要塞!」
 フラーケンは、白色彗星へ攻撃のため発進して行った。


- 4 -



 ヤマト
「艦載機隊、苦戦!」
 大田は、報告した。
「艦載機では、あの砲の破壊は無理か・・・」
「艦長、此方真田! 消火作業及び各隔壁の閉鎖完了」
 復旧指揮の真田が報告してきた。
「引き続き、修復作業お願いします」
「判った」


 彗星帝国
「ガトランチス砲、三弾発射まで300秒!」
「歯がゆいのう〜 赤色星団のお陰でエネルギーの充填に時間が掛かるわ・・・
ガトリング砲は、まだ直らないのか?」
「もう直、完了すると思われます」
「作業を急がせろ!」
「はっ」

 

 アンドロメダ
「司令、ヤマトが損傷した模様・・・」
「全艦、都市部を砲撃せよ! 本艦は、パイパー・拡散波動砲の準備に入る」

 

 彗星帝国
「大帝、地球艦隊が都市部を砲撃してきています」
「気流発生装置作動!」
「ガトリング砲が直らなければ、発生させることは不能です」
「何故、分離式にしなかったのだ!」
「それは、前大帝以前からの事なので・・・・」
 其処へ技術兵が報告へ来た。
「大帝、ガトリング砲の修理完了しました」
「待ちわびたぞ! 気流発生装置作動!!
ガトリング砲、ガトランチス砲、ステルス艦、連続攻撃開始!」
 大帝は、声高々に総攻撃の開始を命じた。

 都市帝国とステルス艦から激しい攻撃が地球艦隊に始まった。

 

- 5 -


 地球防衛軍司令部
「戦況は?」
 長官は聞いた。
「戦況は、やや劣勢!」
 スクリーンに映し出される戦況を固唾を飲んで見つめていた。
「古代、地球の命運は君たちの肩に掛かっている。 何としても倒してくれ!」
 長官は祈るように言った。

 

 ヤマト
「敵より総攻撃が始まりました」
 ズガ〜ン・・・ ズズ〜ン

 ヤマトは、被弾に揺れた。
 ヤマトは、至る所から炎と煙が吹き出ていた。
「島! 反転だ! 地球艦隊に合流するぞ!」
「了解、反転180度」
 ヤマトはゆっくりと反転した。

「斉藤、第三主砲から新型波動カートリッジ弾の連続攻撃だ!」


 アンドロメダ
「司令、ヤマトの損傷が・・・」
「全艦、砲撃開始!」
 地球艦隊の主砲が一斉に火を噴いた。

 しかし、都市を覆う気流に阻まれた。
「司令、攻撃が効きません!」
「ありったけの波動カートリッジ弾を打ち込んでやれ!
それでも駄目なら、都市下部の御椀部分にぶち込め!」


 ステルス艦
「大帝の命が下りた。 全艦、目標、地球艦隊破滅魚雷発射!」
 ステルス艦は、地球艦隊へ破滅魚雷を発射した。
 潜望鏡で、弾道を司令は見ていた。
「全弾、命中したな・・・」
 地球艦の爆発した模様を見て笑みが零れた。


 アンドロメダ
「見方、アンドロメダ級主力戦艦15番艦〜20番艦轟沈!
アンドロメダ型戦艦空母7番艦〜10番艦沈没」

 地球艦隊は、彗星帝国の猛攻で被害が拡大して行った。


 ヤマト
「見方艦、多数沈没!」
「主砲発射準備完了!」
「発射!」
 ヤマトの第三主砲は火を噴いた。

 

 彗星帝国
「地球艦隊に発射反応!」
「何を撃って来た?」
 大帝は聞いた。
「カートリッジ弾と思われます」
「カートリッジ弾を撃とうが我が帝国に傷を与えることは、もう不可能だ!」
 カートリッジ弾は、気流に飲み込まれて爆発した。
「ガトリング砲のミサイル攻撃を新・火炎直撃砲に切りかろ!」
「はっ、切り替えます」
「ふっふっふっふっ、新・火炎直撃砲の連続攻撃を食らって全滅するがいい」
 大帝は、不気味な笑いをした。

 

第35章END...


次章「第36章」へ続く

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