軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 37 章 -

- 1 -

 地球防衛軍司令部
「敵、要塞の前に大艦隊出現! 戦況不利!」
 司令部、職員は報告した。
「之から、要塞本体との戦いが始まると思ったが、まだ、艦隊が居たとは・・・」
 スクリーンに、都市要塞の前に現れた大艦隊が映し出されていた。
「長官、勝ち目は有るのかね? 地球が負けたときは覚悟したまえ」
 大統領は、長官にクビ宣告を言った。

 

 ヤマト
「アナライザー、残存艦で勝てる可能性は?」
 古代は、アナライザーに聞いた。
「地球艦隊が、勝利する可能性は5%ミマンです」
「そうか・・・」
「敵機、急速接近!」
「全機、迎撃せよ!」
 地球艦隊から、補給を終えた艦載機が敵機へ向かって飛び立った。 


 加藤機
「全機、ドッグファイトだ! 俺に続け!!」
 加藤機を先頭にコスモタイガー、雷撃機が続いた。

 

 白色彗星帝国隊長機
「全機、作戦通り攻撃を実行せよ!」
 彗星帝国機は、チリジリに飛んでいった。


 彗星帝国最強艦隊
「全艦全砲門を開け! 目標、地球艦隊・・・砲撃開始!」
 彗星帝国艦から無数のビームが地球艦隊へ襲い掛かった。

 ビームは、次々地球艦隊を貫いた。

 

 ヤマト
「左舷、展望室被弾!」
「見方、主力戦艦爆発!」
 彗星帝国艦隊の一斉砲撃で、地球艦隊は被弾沈没する艦が続出した。
「全艦全砲門開け! 応戦せよ!!」
 古代は、応戦を命じた。

 

- 2 -


 ヤマト
「艦首ミサイル発射管大破!」
 被弾しつつも地球艦隊の主砲は、敵艦へ火を噴いた。
 砲撃も駆逐艦護衛艦に阻まれて主力艦には当たらない・・・・
「艦長、波動砲を使ったら如何ですか?」
 斉藤は、聞いた。
「使いたいが、充填の間、無防備になる。 砲撃しながらの充填は、時間が掛かる」
「では、如何すれば・・・」
 ズズ〜ン・・・
 敵の猛攻の被弾に揺れる。
「右舷展望室被弾!」
「波動カートリッジ弾、連続発射!」
 地球艦隊は、装填した波動カートリッジ弾を敵艦に連続で撃ち込んだ。
 しかし、艦と艦の間が開いているため、一隻づつしか沈められなかった。


 都市帝国
「敵、潜航艇の位置は何処だ!」
「まだ、補足できません」
「空間干渉装置の完成はまだか!」
 大帝は、焦れていた。
「大帝、御注文の空間干渉装置完成しました」
 技兵は、報告した。 
「都市帝国下部全域の亜空間へ発射!」
 彗星帝国から不気味な光を発するエネルギーが、放射された。


 ステルス型次元潜行戦艦
「司令、敵要塞よりエネルギーが発射されました」
 しかし、衝撃は襲って来なかった。
「脅かせおって・・・」
 其の時、警報が鳴り響いた。
「何が、起こった! 早急に調査せよ」
 フラーケンは、調査を命じた。
 兵士は、原因調査を始めた。
「司令、敵要塞からの空間干渉波の影響で潜行維持出来ません」
 それと同時に、潜行戦艦は、通常空間へ浮上した。
「再潜行用意!」
「司令、強力な空間干渉波で潜行不能です」
 其の時、スクリーンに彗星帝国大帝ズォーダーズが現われた。
『わっはっはっはっはっ、あっはっはっはっ。やっと姿を現したか愚か者が・・・・』
「貴様は、誰だ?」
『私は、彗星帝国大帝ズォーダーズだ! 貴様の名は、何だ?』
「私の名は、ガルマン・ガミラス帝国フラーケンだ!」
『ん・・ガミラスだと・・・ 総統の名は何だ!』
「我らの総統の名はデスラー総統だ!」
『ほう、デスラーか・・・ 』
「知っているのか?」
『知っているも、何も彼の命を救ったのは他ではない、我が帝国なのだ!』
「其の話なら、総統から聞いている」
『フラーケンとやら、取引をしよう。貴様らが、我らの見方になれば見逃してやろう』
「断る!」
『断るだと! 悪い話では、無いんだぞ! ワシなら乗るぞ!』
「私を誰と心得ての話か! デスラー総統の懐刀と言われた、此の私が見方になる分けなかろう・・・」
『其の言葉、後々、後悔するがいい・・・』
 ブチッ
 ビュウーーー

 
 フラーケンは、通信を切った。
「全艦、戦闘用意! 敵艦隊の真下から直上攻撃を行う! 砲撃開始!」


 

- 3 -


 ヤマト
「フラーケン将軍の潜航艇が浮上しました」
 大田は、報告した。
「我々とフラーケンの艦隊だけでは、勝機はつかめない・・・・」

 

 彗星帝国
「ワシの好意を蹴った事、悔やむがいい・・・ 艦載機隊、隊を二つに分けガミラス艦と遊んでやれ!」
 大帝は、第二編隊にガミラス艦と遊ぶよう命じた。


 彗星帝国第二編隊隊長機
「大帝の御命令だ! お遊びで、ガミラスにタップリミサイルをお見舞いしてやるぞ!」
 彗星帝国第二編隊からフラーケン艦隊へミサイルの総攻撃を見舞った。


 次元潜行戦艦
「司令、敵機のミサイル攻撃が・・・」
 ズゥ〜ン・・・ドシーン
「見方潜行戦艦被弾!」
「同じく、50番艦沈没!」
 あっと言う間に、フラーケン艦隊は戦闘不能艦、沈没艦が続出した。
「対空砲発射! 主砲でも撃ち落せ!!」
 フラーケンは、主砲でも撃ち落すよう命じた。
「残存艦は、本艦以下30隻!」
「第一砲塔大破!」
 無数の敵機の攻撃の前にフラーケン艦隊は、風前の灯だった。

 

 ヤマト
「残存艦は30隻を切りました」
「攻撃可能な艦は?」
「一隻もいません・・・」
 南部は、言った。
「艦載機隊は?」
「加藤、坂本の指揮の下、奮戦で形成は互角になりつつあります」
 虫の息の地球軍に対して余力タップリの彗星帝国艦隊が撃沈せんと猛攻を続けていた。

 

 彗星帝国
「地球艦隊、ガミラス艦、沈黙!」
 兵士は、報告した。
「ふっふっふっふっ、よく戦った・・・・ 全艦、攻撃やめい! 通信を敵に繋げ!!」
「はっ、回路を敵に繋ぎます」
 兵士は、敵に通信を繋いだ。

 

- 4 -


 彗星帝国
「先ずは、裏切り者のガミラス艦へ繋げ!」
「ガミラスへ繋ぎます」
 兵士は、ガミラス艦へ通信を繋いだ。

 

 次元潜行戦艦
「司令、敵から通信が・・・」
「総統の艦へ、通信を中継送信だ!」
「送信します」
 兵士は、総統の艦へ回路を開いた後、敵との回路を開いた。
『わっはっはっ、さっきの勢いは何処へ行った』
「くっ・・・」
『貴様が、泣いて降伏したとしても許さんからな・・・・
貴様のお陰で、我が要塞の修理にどの位の時間と働力がいると思う』
「私の知った事ではない!」
『貴様の命は、今、私の命令で如何することも出来るのだぞ』
 大帝は、フラーケンに脅しをかけた。
「大帝、貴方の余裕も後、数分で消えうせる」
『此の戦況で如何、ワシの余裕が消えるのか言ってみろ!』
「もう直ぐ、デスラー総統が貴方の首を貰い受けに現われる」
『ワシの首を貰い受けるだと・・・ ならば、逆にワシがデスラーの首を貰い受ける』
「話は、それだけか?」
『其れだけだ! 貴様の処刑は、ヤマトとの通信後・・・デスラーの目の前で行う・・・
それまで、我が帝国に弓引いた事、悔いるがいい・・・ あっはっはっはっはっ、わっはっはっはっはっ』

 ビューーーー


「司令・・・・」
「・・・・」
「フラーケン司令!」
 兵士に、言われてフラーケンは気づいた。
「何だ!」
「敵は、攻撃して来る気配がありません。 今のうちに攻撃を・・・」
「無駄だ! 攻撃したところで、補給を終えた敵機の猛攻を受けて終わりだ!」
 フラーケンの言っていることは、正しかった。
 ズォーダーズの性格を分析した結果の判断だった。

 

 彗星帝国
「攻撃してくるかと思ったが、思ったよりキレる指揮官のようだな・・・」
 攻撃して来ると読んだ事がハズレた事にも冷静な大帝だった。
「まぁ、良い・・・・ 楽しみは後に取っておくか・・・
今度は、ヤマトに繋げ!」
「はっ」
「それから、全艦の砲門をヤマトに合わせろ! 通信終了と同時に攻撃しろ!!」
 大帝は、ヤマトへ攻撃準備を命じた。

 

- 5 -


 ヤマト
「艦長! 彗星帝国から通信が来ています」
 相原は、報告した。
「メインに繋げ! それから、残存艦と防衛軍司令部にもだ」
「了解、全てに繋ぎます」
 相原が機器を操作するとスクリーンにズォーダーズが現われた。
『地球人共、私の力を思い知ったか?』
「・・・・」
『反論する力も残っていないのか?』
「諦めた訳ではない・・・ 機会を伺っているだけだ!」
『戦う力が無いのを欺く言い訳にしか聞こえないな・・・』
「くっ・・・」
『如何やら図星のようだな・・・ 更に絶望へ落としてやろう』
「我々が絶望したら地球は終わりだ! だから絶望するわけにはいかない!!」
『大層な口を利くな!! 雑魚艦隊相手に、我が切り札を出すまでも無い!』
 ズォーダーズが、言った切り札とは彗星帝国最後の戦艦・・・
大帝の非常用戦艦である。
『其の表情、我が切り札を知っているな・・・ いや、知っていたか
だが、若し艦隊を倒したとしても我が要塞に立ち入ることは許さん!』
「どんな困難でも我々は立ち向かう!」
『良かろう・・・ 出来るものならやってみるがいい
其の前に、ワシが全てを終わらせる。 わっはっはっはっはっはっ、ぐぅわっはっはっはっはっはっ
うわっはっはっはっはっはっ!!』
 スクリーンから、大帝の姿が消えた。


「艦長!」
「艦長!!」
 第一艦橋の面々は、古代に指示を求めた。
「全艦、使用可能な砲で、攻撃せよ! 命令あるまで順のまま待機!!」

 

 彗星帝国
「大帝、攻撃命令を・・・」
「ふっふっふっふっ」
「大帝・・・・?」
「いよいよ、憎き父の敵と裏切り者を始末してやる」
「如何なさいました大帝!」
「先ずは、憎き父の仇、ヤマトを葬ってやる・・・ 全艦、ヤマトを破壊せよ!」
 大帝は、ヤマトの破壊を命じた。

 彗星帝国艦隊が砲撃に出る直前、空間を歪めて大艦隊が彗星帝国艦隊と対峙するように出現した。


 ヤマト
「れーだー二感・・・ 此の反応はガルマン艦隊デス」
 アナライザーは、報告した。
 デスラー艦隊は、地球艦隊を守るかのように彗星帝国艦隊との間に移動した。
『ヤマト及び地球の諸君・・・ 彗星帝国艦隊は、私が引き受けよう。 
今の内に、修理を行うといい・・・』
「有難う、デスラー・・・・君の好意、有りがたく受けるよ!」


 ネオ・デスラー艦
「タラン、フラーケン艦隊を回収せよ!」
 フラーケン艦隊は、デスラー艦隊へ急いだ!

 

 彗星帝国
「大帝、未確認艦隊出現! 規模、3000余り・・・」
「デスラーが現われたな・・・」
「艦隊後方に、デスラー旗艦を確認・・・前面に・・・・」
「如何した、報告を続けろ!」
「デスラー艦の前方に、ヤマトと思しき艦影を確認!」
「何、ヤマトだと・・・ デスラーの奴、ヤマトをも建造したか・・・・
なら、デスラーのヤマト諸共、破壊してくれる」

 

 防衛軍司令部
「土星圏に、デスラー艦隊出現!」
 兵士は、報告した。
 スクリーンには、彗星帝国と対峙するように向かい合ったデスラー艦隊が写っていた。
「これで、戦局が好転すればいいが・・・・」

 

 地球の危機に、馳せ参じて来たデスラー艦隊・・・・
彗星帝国艦隊とデスラー艦隊の戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。
 戦力差で不利なデスラー艦隊・・・ それを如何埋めるのか?
全ては、デスラーの命令一つに掛かっている。
 デスラーは、どんな戦いをしようとしているのか?

 

第37章END...


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