軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 38 章 -

- 1 -

 デスラー艦
「全艦、攻撃開始!」
 デスラーの号令下、ガルマン艦隊は一斉に火を噴いた。
 発射された砲弾は、次々彗星帝国艦に突き刺さり爆発していった。


 最強主力艦隊
「司令、敵艦隊から砲撃が始まりました」
 兵士は、報告した。
「全艦、攻撃!!」
 彗星帝国艦からデスラー艦隊へ嵐のごとき攻撃が始まった。


 デスラー艦
「前部の見方艦、被弾!」
「損傷した艦は、本艦まで後退修理を行え!!」
 損傷した艦は、無傷な艦と入れ替わりながら後退した。


 最強主力艦
「司令、我が帝国の猛攻にも関わらず敵の被害は軽微です」
「何! そんな筈有るか! 何かの間違いだろ」
「間違いでは、ありません。 損傷した艦は、敵旗艦内に入っていきます」
「空母へ、全艦載機を持って敵旗艦を沈めろ!」
 彗星帝国空母群から艦載機がデスラー艦へ目掛けて飛び立った。

 

 デスラー艦
「総統に報告! 敵空母より艦載機が本艦へ急速接近してきます」
 艦橋兵士は、デスラーへ報告した。
「本艦とガルマン・ヤマトの対空砲で敵機を撃墜しろ!」
 敵機が、ガルマン・ヤマトとデスラー艦の射程圏に入るや猛烈な対空砲火が始まった。
 彗星帝国機は、射程の長いデスラー艦の対空砲の餌食に遭い、数を減らしていった。

 

 最強艦隊
「司令、敵旗艦の防空力は強力です。我が艦載機部隊は、壊滅・・・・」
「少々、射程の長さを侮っていたか・・・・ 今度は、侮りはしない
大戦艦、衝撃砲で敵を沈めてゆけ!」
 司令は、大戦艦に衝撃砲の発射を命じた。

 

- 2 -


 彗星帝国の大戦艦からデスラー艦隊に衝撃砲が発射された。

 
 デスラー艦
「総統、敵戦艦の衝撃砲で駆逐艦、護衛艦の数が、急速に減っていきます」
 兵士は、報告した。
「戦艦は、カートリッジ弾で攻撃せよ!」
「各戦艦へ、カートリッジ弾で攻撃せよ!」
 タランは、デスラーの命を戦艦へ伝えた。
「一番艦、連続装填準備完了!」
「二番艦、発射準備完了!!」
 各戦艦は、報告した。
「良し、発射!!」
 デスラーは、発射を命じた。

 デスラー艦隊の戦艦群の主砲からカートリッジ弾が、彗星帝国艦隊に発射された。
 発射されたカートリッジ弾は次々彗星帝国艦に突き刺さり大爆発が起こった。


 ヤマト
「彗星帝国艦が次々、大爆発を起こしていきます」
 大田は、報告した。
「凄い・・・ 威力だ!」
 南部は言った。
「今は、艦の修理に集中するのだ! 艦が直らなければ、都市帝国と戦うことは出来ん」
「判ってますよ〜艦長!」
「判っているのなら作業を急がせろ!」
「斉藤、主砲の修理は如何だ?」
『第三砲塔と第二副砲の修理は完了! 第一砲塔と第二砲塔の修理には、まだ時間が掛かります』
「何やっているのだ! デスラーが敵艦を倒すまでに終わらんぞ、其のスピードだと・・・」
『申し訳ありません、工作班に砲身の製作を頼んでいるのですが、機関部の回路製作で忙しいそうで』
「南部、無理を言うな! 斉藤、現状で修理は可能か?」
『何とかなります。 ただ、優秀な人材が2〜3人要ります』
 古代は、少し考えて言った。
「真田さんに、二人出してもらおう」
 古代は、マイクのスイッチを入れた。
「真田さん!」
『艦長なんですか?』
「真田さん、第一砲塔と第二砲塔の修理に信頼できる者を二人、修理に回しもらえませんか?」
『よっしゃ! 直ぐに向かわせる!!』
「お願いします」


 第一砲塔―――
「何やってる!」
「斉藤! 急かすな!!」
 第一砲塔キャプテンの坂巻が言った。
「坂巻先輩、早くしないとデスラーにいい所を持っていかれますよ!」
「斉藤、そうは言っても艦が万全でないと彗星帝国とは戦えない!
無駄死にするだけだ!!」
 急かす、斉藤を坂巻はなだめた。
ベテランの風格に斉藤は、言葉を詰まらせた。
「主砲の修理に来ました」
 其処へ真田が遣した修理班の一人がやって来た。
「修理を急いでくれ! 早く主砲をぶっ放して〜から・・・」
 仁科は、言った。
「直ったら、好きなだけ撃たしてやるから修理に集中しろ!」
 血の気の多い、仁科を坂巻は宥めた。

 

- 3 -

 彗星帝国―――
「大帝、我が最強艦隊苦戦の模様!」
 兵士は、報告した。
「うぬぬぬぬっ、デスラーめ余の顔ならず父の顔にまで泥を塗ってくれたな・・・
許さん! 絶対に許さんぞ!!」
 大帝は、腸が煮えくりかえっていた。
「バルーゼ!」
 大帝は、バルーゼに言った。
「バルーゼ、貴様に最後の機会をやる! 世の顔に泥を塗ったデスラーを葬って参れ!
余から、最後の出撃に際して大型狙撃殲滅戦艦を授けよう・・・」
「必ずやデスラーを亡き者に・・・」

 

 地球艦隊―――
「司令、敵艦はデスラー艦隊と交戦中!」
 参謀は、水谷に報告した。
「参謀、修理の進行状況は?」
 水谷は、修理の進行状況を聞いた。
「修理状況は、60%前後です。
修理完了まで後二〜三時間掛かる見込みです」
 報告を聞いた水谷は難しい顔をした。


 ヤマト―――
「真田さん、状況は如何ですか?」
 古代は、真田に聞いた。
『艦長、各人の奮闘で90%まで修理完了・・・
後、一時間ほどで戦線に復帰出切ると思います』
 真田の報告に古代は、ホッとした。
「なるべく急いでください!
デスラー艦隊の数が多い間に完了してください」
「わかった! 10分でも短縮できるよう努力しよう・・・」
「お願いします」
 ヤマトは、都市帝国との対決に備えて修理を急いだ。


 デスラー艦隊―――
「全艦、砲撃を続行せよ!
タラン、ドメラーに指令・・・」
「総統、ハイパー・デスラー砲ですね」
「そうだ!」
「ガルマン・ヤマトに回路を繋げ!」
「はっ」
 兵士は、急いでガルマン・ヤマトへ回路を繋いだ。


- 4 -


 ガルマン・ヤマト―――
「司令、デスラー総統からハイパー・デスラー砲を撃てと指令が来ています」
「よし、ハイパー・デスラー砲用意!」
 ドメラーは、ハイパー・デスラー砲用意を命じた。
 兵士達は、慌しく準備を始めた。


 最強主力艦隊―――
「敵艦の一隻にエネルギーの上昇を確認!」
 兵士は、言った。
「何をする気か知らんが撃たせるな!」
 最強艦隊は、デスラー艦隊に嵐のように砲撃を浴びせた。


 デスラー艦隊―――
「総統、前線の見方艦が次々沈んでいきます」
「タラン、ネオ・デスラー砲用意!」
「はっ、ネオ・デスラー砲用意!」
「ネオ・デスラー砲エネルギーチャージ30%」
 兵士は、ネオ・デスラー砲の用意を始めた。


 最強主力艦隊―――
「敵旗艦にエネルギーの急上昇を確認・・・
現在、充填率200%」
「200%だと!」
「エネルギー値、まだ上昇中!」
「もう一隻は?」
「充填率280%・・・」
「全艦回避用意!」

 

 ガルマン・ヤマト―――
「ハイパー・デスラー砲の影響範囲の見方艦の退避完了!」
 副官は、報告した。
「ハイパー・デスラー砲発射!」
 ガルマン・ヤマトの艦首からハイパー・デスラー砲が発射され敵艦へ襲い掛かった。


 最強主力艦隊―――
「敵より強力なエネルギー急速接近!
見方の回避間に合いません!」
 其の直後、旗艦はハイパー・デスラー砲に飲み込まれ周囲の艦も次々爆発していった。
しかし、大半の艦は難を逃れたが態勢は乱れていた。

 

 ネオ・デスラー艦―――
「総統、チャンスは今です。
既に、見方艦の影響外への退避も完了しています」
 タランは、報告した。
「ネオ・デスラー砲、発射!」
 ネオ・デスラー艦から発射されたエネルギーは、指揮系統を失った彗星帝国最強主力艦隊を飲み込んだ。
激しい閃光が消えると其処には敵艦は、一隻も残っていなかった。

 

- 5 -


 彗星帝国―――
「大帝、我が最強主力艦隊が全滅しました」
 兵士は、報告した。
「全滅だと!」
「はい・・・ デスラーの超兵器で一隻残らず」
「おのれ、デスラーよくもやってくれたな!
バルーゼの出撃は取りやめだ!」
 大帝は、バルーゼの出撃取り止めを命じた。
「都市機能は、どの位回復している!」
 大帝は、機能回復状況を聞いた。
「現在、70%まで回復もガトリング砲の使用は不可能です」
「気流発生装置は?」
「気流発生装置の修理は完了しています」
 兵士は、報告した。
「気流発生装置作動!」
 大帝は、気流発生装置の作動を命じた。
兵装の機能が回復するまで其れで持たせる気でいる。

 都市部に気流が発生し徐々に都市を覆い始めた。

 

 デスラー艦隊―――
「全艦、都市要塞の上と下を砲撃せよ!」
 デスラーは、都心帝国の上と下への攻撃を命じた。

 しかし、都市上部を砲撃した砲弾は気流に弾かれていた。
更に下部への砲撃も気流の影響で命中点からそれていた。


 彗星帝国―――
「わっはっはっはっ、無駄だ!
幾ら砲撃しようと此の気流の前では無意味だ!」
「大帝、何時まで持つか分かりません!
前大帝は、デスラーが攻略のヒントをヤマトに与えたが為、敗れたのです」
 事実、デスラーが古代に与えたヒントが元で都市帝国が崩壊したのだった。
「万が一が、あってはたまらん・・・ 動力炉のシャッターを下ろしておけ!」
 動力炉周辺の通路には分厚い防護シャッターが次々下りて侵入できないように道をふさいだ。
「ヤマトよ、前帝の時と同じ手は使えんからな・・・・」

 

 ヤマト―――
『此方、兵装担当班・・・ 各兵装の修理完了!』
 第一艦橋には、次々修理完了の報が届いた。
「真田さん、終わっていないのは何処ですか?」
 古代は、真田に聞いた。
「エンジンの回路交換が終われば完了だ!」
 其処に、最後の修理完了の報が届いた。
『此方機関室、回路の交換作業終了!』
 山崎が、機関室から報告した。


「総員、配置に就け!
之より都市帝国との決戦に入る 総員戦闘配備!」
 古代は、艦内放送で戦闘配備を命じた。

 

第38章END...


次章「第39章」へ

>>再建篇トップへ戻る

※当作品は、原作とは一切関係ありません※
COPYRIGHT (C) グレートヤマト/軍艦やまと<宇宙戦艦ヤマト-再建篇->製作委員会