軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 39 章 -

- 1 -

 デスラー艦―――
「総統、ヤマトの修理が完了した模様です」
 タランは、報告した。
「そうか・・・ 時間稼ぎはもうせんでいい
都市要塞の気流発生装置を砲撃せよ!」
 デスラーは、時間稼ぎの終了と攻撃目標の変更を告げた。

 デスラー艦隊は、次々敵要塞のガトリング砲部分に攻撃を変更して行った。


 彗星帝国―――
「大帝、ガミラスの砲撃がガトリング砲に集中しています」
 兵士は、報告した。
「ガトリング砲は、まだ直らないのか?」
「はい、後1ガトランチス時間掛かります」
「大半の兵をワシの艦に集めろ!」
 大帝は、大半の兵士を切り札の超巨大戦艦に集めるよう命じた。
「ガス帯発生装置、大破!」
「ガトリング砲、修復不能!」
 損傷が司令部に次々ひっきりなしに届いた。
「デスラー、許さんぞ!
必ず貴様を宇宙の藻屑にしてくれる・・・・」


 ヤマト―――
「艦長、敵要塞に決定打が与えられません」
 斉藤は報告した。
「と、言うことは、敵の懐に飛び込むしか・・・」
「待て、古代!」
 古代が言おうとした時、真田が止めた。
「何ですか? 真田さん」
「敵も馬鹿では無い。 動力室のシャッターを既に下ろしているはずだ」
 真田は、話を続けた。
「決死隊を送り込むより、射出口から波動砲を打ち込むのだ!
そうすれば、動力炉を破壊できるはず」
 真田は、科学者の観点から説明をした。

「島、敵要塞の射程外へ移動・・・・
艦首を要塞射出口へ向けろ!」


 デスラー艦―――
「総統、ヤマトは敵要塞の射出口に波動砲を打ち込むようです」
 タランは、報告した。
「全艦、砲撃中止! 別命あるまで待機せよ」



- 2 -



都市帝国―――
「大帝、ヤマトが都市下部に接近してきます」
 兵士は言った。
「対艦機銃砲を出し自動攻撃せよ!」
 大帝は、兵士達の犠牲を減らす為、自動攻撃を命じた。
 都市帝国下部から対艦機銃砲が現われヤマトへ砲身をあわせると一斉射撃が始まった。


 しかし、ヤマトは射程外へ移動していた。
射出口へ波動砲を打ち込む為に・・・


 ヤマト―――
「波動砲エネルギー充填200%」
 山崎は言った。
「最大充填まで、後2分」
 ヤマトは、移動しながら発射準備を進めていた。
「波動砲、発射地点に到達・・・
艦首を敵要塞の射出口へ合わせます」
 ヤマトは、停止し艦首を要塞下部の射出口へ向けた。

「総員、対ショック対閃光防御!」


 都市帝国―――
「大帝、ヤマトは射出口に波動砲を打ち込む模様・・・
早く大帝御乗座艦へ御移動をしてください」
 兵士は、大帝を促した。
「良かろう・・・」
 
「全兵士に告ぐ! 持ち場を放棄の上、ワシの艦へ集まれ!
間もなく、都市要塞は崩壊する・・・」
 大帝は、通信で兵士達に呼びかけた。
「兵士達よワシは、超弩級戦艦『ガトランチス』で待っている」
 通信が終わると大帝は司令室を後にした。


 超弩級戦艦『ガトランチス』―――
「大帝、全ての準備完了しています」
 先に来ていたミルは、報告した。
「ミル、全兵士は集まったか?」
「後、10名ばかり乗り込んでおりません」
「乗艦口を閉めろ!」
 大帝は、無情な命令を下した。
何時、ヤマトが波動砲を撃つか分からないからだった。

 

- 3 -


 ヤマト―――
「ターゲットスコープ明度20・・・ 発射十秒前」
 カウントダウンが始まる。
「3、2、発射!」
 斉藤は、都市要塞の射出口に狙いを定めるとトリガーを引いた。
波動砲は、真っ直ぐ射出口へ突き刺さった。
 数秒の間を置いて都市要塞が大爆発を起こした。
動力炉が爆発した証拠だった。 都市の意たるところで炎が噴出していた。


「機関全速反転離脱!」
 ヤマトは、すぐさま都市帝国から離れた。

 

 デスラー艦―――
「全艦、砲撃再開!」
 機能が停止した都市帝国にデスラー艦隊は、砲撃を再開した。
デスラー艦隊の砲撃は、脆くなった都市帝国を崩していった。


 少しして、都市帝国の崩壊が突如早まった。
超巨大戦艦が、稼動した証拠だ。
 そして、都市の中から其れは姿を現した。
彗星帝国最大にして最後の戦艦・・・『ガトランチス』だ。
 現われた超巨大戦艦『ガトランチス』の砲塔はデスラー艦隊に向けられた。
次の瞬間、ガトランチスの砲は一斉に火を噴いた。
 デスラー艦隊は、一瞬で数十隻の戦闘艦を失った。


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「わっはっはっはっはっ、うゎはっはっはっはっはっ、ぐぅわっはっはっはっはっ!
デスラーよ、私の力を思い知ったか?」
 大帝は、馬鹿の一つ覚えの高笑いをした。
『ズォーダーズ大帝、貴方は父親と同じ馬鹿かね?』
「馬鹿とは何だ! 前帝の恩を仇で返すつもりか!」
『ズォーダー大帝には、既に恩を返している。 現大帝とは敵対関係なんだよ・・・』
「デスラーよ、泣いても許さんからな・・・」
 大帝は、怒っていた。
「砲撃用意、目標は、デスラー艦隊だ!」
 超巨大戦艦の砲群が、デスラー艦隊に牙を向いた。
ズォーダーズの怒りが爆発した瞬間だ。


 

- 4 -

 


 デスラー艦隊―――
「総統、敵戦艦の砲撃で見方の半数が壊滅しました」
「タラン、ガルマン・カートリッジ弾を撃て!」
 デスラーはタランに命じた。
 準備の間に見方の数は急速に減っていった。
「発射準備完了!」
「総統、既に見方は半数を切っています」

 其処へズォーダーズが通信を送ってきた。
『デスラーよ、之が大宇宙を支配する私の力だ!
此のワシこそが宇宙の法なのだ!』
「大帝は、馬鹿の一つ覚えしか出来ないのかね?」
『デスラー、お前に少しの間後悔する時を与える・・・
ワシが地球艦隊を撃滅する間、苦しむがいい』

 通信が切れると『ガトランチス』の砲群は、地球艦隊に照準を合わせた。


 地球艦隊―――
「司令、敵艦の照準がデスラー艦隊から我々に移りました」
 参謀が報告し終えたのと同時に『ガトランチス』か砲撃が始まった。
一瞬にして、修理中の艦は見方を巻き込んで爆散していった。

 ヤマトは、射程外に居た為唯一無傷で済んだ。
アンドロメダ、伊賀、甲賀は爆散こそ免れたが至る所から炎と煙が噴出していた。
 其の他の艦も戦闘不能、航行不能な艦が沢山あった。


 デスラー艦隊―――
「目標、敵艦砲群!」
 デスラーは、『ガトランチス』の砲群に砲撃を命じた。

 砲撃は、『ガトランチス』の砲群に命中したが分厚い装甲に弾かれた。
「総統、我々の攻撃が通用しません」
「何処かに弱点があるはずだ! 
撃って、撃って、撃ちまくれ!」


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「大帝、デスラーは死を選んだようです」
 ミルは、報告した。
「デスラーよ今すぐ葬ってやる。
ガトランチス砲用意!」
 大帝は、対ヤマト用兵器『ガトランチス砲』の用意を命じた。
目標は、デスラー艦隊だ。


 

- 5 -

 


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「エネルギー充填60%!」
「艦底の超巨大砲を出せ!」
 超巨大砲は、ガトランチス砲の発射口を兼ねているのだ。
「回頭完了!」
 兵士達は、慌しく艦橋を行き来した。
「デスラーよ、さんざんワシを馬鹿にしたお礼だ・・・」
 ズォーダーズは、怒りを込めて言った。
「ガトランチス砲、発射ーーーーー!」
 超巨大戦艦の巨大砲から強力なエネルギーが、デスラー艦隊に発射された。


 デスラー艦隊―――
「総統、敵の超兵器が発射されました」
 タランは言った。
「回避だ! 急げ!」
 デスラーの命令も叶わず多数の艦が一瞬で宇宙のチリと化した。
「我が、艦隊が・・・」
 デスラーは、言葉を失った。
「総統、敵から通信が・・・」
 タランは、言った。
「タラン、回路を開け!」
 ズォーダーズの姿がスクリーンに現われた。
『わっはっはっはっはっはっ、うゎっはっはっはっはっ、ぐぅわっはっはっはっはっはっ、
如何だデスラー? 之が大宇宙を支配するワシの力だ!』
 大帝は、前帝と同じ事を口にした。
『生けとし生ける者、其の血の一滴までワシの物だ!』
「ズォーダーズ大帝、貴方はズォーダー大帝同様、治し難い馬鹿かね?」
『馬鹿は、デスラー総統、貴方だ!』
「私ばかりに構っていて良いのかな?」
『何!』
 其の時、『ガトランチス』は、地球軍戦闘機隊の攻撃を受けた。
『「地球軍の空襲です」』
『対空砲で撃墜せよ!』
「ズォーダーズ大帝、私に構っていられなくなったようだな・・・・」
『デスラー総統、貴方の戦力で本艦を沈めることは不可能だ!』
「不可能かは、やって見なければ分からないだろ」
 タランは、密かに超巨大砲の砲口への攻撃準備を進めていた。
「ズォーダーズ大帝、念のため聞いておこう・・・」
『何だ!』
 大帝は、聞き返した。
「貴方のお葬式は、大笑宗で良いのかな?」
『如何にも、大笑宗だが・・・』
 少し間を置いて言った。
『何!、ワシの葬式だと!』
「そうだ」
『デスラー総統、ガミラスを滅ぼすのは此のワシだ!』
「最後に死ぬのは大帝、貴方だ言うことを忘れるな」
 デスラーは、通信を切った。

 

第39章END...


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