軍艦やまと

戦艦大和宇宙戦艦ヤマト特別企画BBSMAILサイトマップLINK


- 第 41 章 -

- 1 -

 ガルマン・ヤマト―――
「将軍、惑星破壊ミサイル母艦、移送臨界点へ到達・・・」
「移送せよ!」
 ドメラーの命と共に移送空間に消えていった。
「惑星破壊ミサイル母艦、移送完了!」


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「大帝、敵を射程圏に捉えました」
 其の直後、艦内に移送機で送り込まれた艦が艦内に現われた。
「大帝、敵艦が艦内に現われました」
「何、直ちに艦外に投棄せよ!」
 大帝は、命じた。
「敵艦は、機関部付近にある為、排除は不可能です」
「直ちに、解体してしまえ!」
 彼らは、まだ知らない。
爆発が、間近だと言うことに・・・


 ガルマン・ヤマト―――
「将軍、惑星破壊ミサイル母艦、敵艦内移送完了!」
「それで、出現場所は?」
 ドメラーは、兵士に聞いた。
「敵機関部付近に送り込めた模様です」
 兵士の報告を聞いてドメラーはニヤッとした。
「惑星破壊ミサイル母艦の自爆装置作動! カウント10秒だ!!」
 ドメラーは、自爆装置の作動を命じた。


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「全砲門、ガミラス旗艦に合わせろ!」
 大帝は、デスラー艦に照準を合わせるように命じた。
「発射準備完了!」
「デスラーよ死ね! 発射・・・・」
 其の直後、惑星破壊ミサイル母艦が爆発を起こし機関部を火の海にした。
「大帝、敵艦が爆発を・・・ 機関部で次々誘爆が続いております」
 爆発の衝撃が司令室まで伝わってくる。
「メインエンジン5基沈黙・・・ 機関出力低下止まりません」
 兵士は、次々被害報告を絶え間なく行った。

 超巨大戦艦の至る所から、炎と煙が噴出していた。
炎と煙は、衰えるどころか益々勢いを増していった。
「大帝、早く脱出艦へ・・・」
 大帝たち、高官は脱出艦へ向かおうとしていた。


- 2 -

 デスラー艦―――
「総統、敵艦で爆発を確認しました」
 タランは、言った。
「タラン、敵艦に通信を送れ!」
 デスラーは、タランに通信を送るよう命じた。
「はっ、繋ぎます」
 タランは、敵に通信を繋いだ。

「ズォーダーズ大帝・・・」
『デスラー総統か』
「ズォーダーズ大帝、貴方の命運ももう直ぐ尽きる」
『ワシの命運が尽きるだと!』
「私からの第一の贈り物は気に入って頂けたかな?」
『気に入るわけがあるか!
貴様のせいで、私は脱出しなければならないのだぞ!』
「其れは、失礼したな・・・・」
『デスラー総統、何度我が帝国に泥を塗れば気が済むのか?』
「泥など塗っていない。 貴方が、私の宇宙征服の邪魔だから始末しようとしたまで」
『此のワシが邪魔だと! 此のワシを誰と心得ているのか? デスラー総統!』
「大きい物が無ければ何も出来ない弱虫とな・・・」
『言わせておけば、待っておれ、脱出艦で出たら真っ先に貴様を葬ってやる』
「では、大帝、貴方に5分だけ時間を与えよう・・・
それ以降は、遠慮なく攻撃させてもらう」
『其処で、首を洗って待っていろデスラー総統』


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「大帝、お急ぎください。 デスラーのヤツは何をするか分かりません」
「其れは、分かっている」
「大帝、大変です。 搭載艦へ誘爆が、及んでいます」
「何だと! 『ズォーダーV』は、無事なのか?」
 『ズォーダーV』は、最後の最後、大帝脱出用の正真正銘最後の戦艦の内の一隻である。
普段は、『ガトランチス』の一部だが、『ガトランチス』が駄目になった時は之で戦うのである。

「大帝、『ズォーダーV』は無事ですが通路が崩れ落ちた模様です」
「何! 之では『ズォーダーV』に乗り込めないではないか・・・」
「大帝、大変です。 デスラーが指定した時間まで後1分です」


 ヤマト―――
「艦長、敵艦沈黙しました」
 大田は、報告した。
「デスラーが、やったか・・・・」
「デスラー艦、艦首に超高圧縮エネルギー反応!」
「デスラーは、ネオ・デスラー砲を撃つつもりだ! 我々も、後退しないと巻き添えを喰うぞ!」
 真田は、言った。
「全艦、全力後退! デスラー艦の射程圏外へ急ぐんだ!!」
 地球艦隊は、全力後退を始めた。
 


- 3 -

 
 デスラー艦―――
「総統、時間です」
 タランは、言った。
「大帝は、脱出できなかったようだな・・・」
「その様です。 未だ確認出来ていません」
「ネオ・デスラー砲、発射1分前! 各艦、対閃光防御シールドを展開せよ!」
「全艦、対閃光シールド展開急げ!!」


 超巨大戦艦『ガトランチス』―――
「大帝、如何されますか?」
 ミルは、聞いた。
「別ルートは、無いのか?」
「ありますが、それには時間が・・・」
「他に、脱出艦は無いのか?」
 大帝は、聞き返した。
「それなら、近くに御座います。 唯・・・」
「唯何だ!」
「其の艦は、武装が一つしか御座いません」
「構わん、此のまま此処でデスラーに倒されるよりも、逆に其の艦で逃げることも逃げれるしな」
「では、『ズォーダーX』へ・・・」
 一行は、急いで『ズォーダーX』に乗り込んだ。


「艦を『ガトランチス』より分離させよ」
「はっ、『ガトランチス』より切り離します」
 兵士達は、分離作業を始めた。

「大帝、デスラーから通信です」
 兵士は、言った。
「繋げ!」
「はっ!」
 『ズォーダーX』の司令室スクリーンにデスラーが現われた。
『ズォーダーズ大帝・・・』
「デスラー総統、私は此の通り脱出艦の中だ!」
『早くその場から離脱しなければ、如何なるかな?』
「何?」
「大帝、エンジンが始動しません」
 兵士が、大帝に報告した。
「エンジンが、動かないだと!」
「エネルギー不足で起動できません」
『大帝、之以上貴方に付き合うほど暇では無いのだよ・・・』
「暇では無いだと!」
『大帝、貴方を早く倒して銀河を平定しなければならないのだ!』
「ワシを誰と思っている。 彗星帝国『ガトランチス』大帝、ズォーダーズだ!」
『念の為、聞いておこう・・・ 大帝、貴方のお葬式は何宗で出せばいいのかな?』
「ワシの葬式だと! 逆にワシがデスラー、貴様の葬式を出してやる」
『では大帝、辞世の句を読みたまえ』
「ワシに辞世の句などない!」
『では、大帝御機嫌よう・・・』
 そう言って通信は切れた。


- 4 -

 
 デスラー艦―――
「ネオ・デスラー砲、発射10秒前!」
 タランは、言った。
デスラーは、発射装置に手を掛け目標を睨んだ。
「5,4,3,2」
 タランは、カウントダウンをした。
「ネオ・デスラー砲発射!」
 0になるとデスラーは、トリガーを引いた。
 ネオ・デスラー艦から発射された強力なエネルギーは、超巨大戦艦『ガトランチス』へ襲い掛かった。


 脱出艦『ズォーダーX』―――
「大帝、デスラーが攻撃をしてきました」
「敵、超強力収束波砲急速接近!」
「何だと! 回避しろーーーーー」
「不可能です。 直撃します」
 兵士は、言った。 
 其の直後、ネオ・デスラー砲は超巨大戦艦『ガトランチス』に直撃し『ズォーダーX』も飲み込んだ。
「ぐゎああああああーーーーーー」
 ネオ・デスラー砲は、強力で超巨大戦艦『ガトランチス』を跡形も無く消し去った。


 ヤマト―――
「敵、巨大戦艦反応消失!」
 大田は、報告した。
「あれが、ネオ・デスラー砲・・・」
「凄まじい威力だ!」
 南部は言った。
「全艦反転! デスラー艦へ合流せよ」
 古代は、デスラー艦との合流を命じた。


 防衛軍司令部―――
「敵、反応消失!」
 激しい閃光が去った後、確認をして報告した。
其の方を聞いて、司令室に歓声が起こった。
 中には、沈んでいる者もいた。
それだけ、被害は甚大な物だった。


 ヤマト―――
「デスラー艦まで、10宇宙キロ」
「艦長、デスラーから通信です」
 相原は、言った。
「相原、繋いでくれ!」
「了解」 

 ヤマトのメインスクリーンにデスラーが現われた。
『古代・・・』
「デスラー・・・ やっと終わったな」
『あぁ』 
「お互い甚大な被害だな、デスラー」
『地球ほどではないがな・・・』
 デスラーは、本星にどのくらいか戦力を残して来ていたのだ。
「我々は、また艦隊の再建に働力を費やさねばならない」
『壊滅した艦の殆どは無人艦だったので兵士は、殆ど消耗していない』
「地球は、引退していた老練幹部格の犠牲がとても大きい・・・・
防衛軍の再建にどの位時間が掛かるか」

『古代、これから私の艦へ来て欲しい。 戦勝パーティーを開く。
出来れば、地球の大統領や幹部の者に声をかけて欲しい』
「一応声だけは、かけてみる」
『待っているぞ!』
 デスラーは、そう言ってスクリーンから消えた。


- 5 -



 ヤマト―――
「艦長、長官から通信です」
 全員立って敬礼した。
「長官!」
『古代、先ずはご苦労だった』
「デスラーのお陰で何とか勝利できました」
『古代、此方でもデスラー総統の話は聞いた。
喜んで出席すると伝えておいてくれ・・・』
「分かりました」
『勝利とは言え、我々の損失は甚大なものだ。
先のディンギル戦までに多くの優秀な軍人を失っている上、此の戦争で更に老練な人物も多く宇宙に散った』
「長官、其のことですが・・・」
『古代、第一次彗星帝国戦の時と比べれば、今回はましな方だ!』
 其の彗星帝国戦は、防衛艦隊は壊滅・・・
全滅と言っても良かった。
 ヤマトも大破、スクラップ直前の損傷を受けた。
また、艦載機隊は全滅だった。
『今回は、数隻でも生き残ってくれたから・・・』
「それでも、地球艦隊の損失は大きいです」
『後日、戦闘データを分析の上で艦隊再建の資料とする。
資料と共に報告書を5日以内に提出したまえ』
「明日より作業に掛かり、期日までには提出します」
『之から、私はそちらに向かう。 祝勝会に出席するのは、首相他10名だ!
デスラー君に、そう伝えておいてくれ!』
「分かりました長官! デスラーにそう伝えておきます」

 

 デスラー艦―――
「総統、残存艦の収容及び確認終了しました」
 タランは、報告した。
「残存艦の数は何隻だ!」
「本艦以下100隻です」
「そうか・・・・ タラン、地球からの返答は?」
「まだ・・・・一寸待って下さい」
 兵士がタランに耳打ちした。
「たった今、地球からの返答が来ました。
出席者は、地球連邦首相、防衛軍長官以下10名とヤマト及び残存艦の乗組員だそうです」
「タラン! ガイデル要塞を至急呼びたまえ! ガイデルに到着までに祝勝会の容易を済ませて置くように伝えておけ!」
「畏まりました」
「それから、私が保護した少女も同行させることも伝えておけ!」
「総統、スターシアの娘をですか?」
「わかったら、早くガイデルに命令したまえ」


 ガイデル要塞―――
「提督、タラン副総統からデスラー総統の通信です」
「繋げ!」
 スクリーンに、タランが現われた。
タランが現われるとガイデルは、敬礼をした。
『ガイデル、デスラー総統からの命令を伝える。
親衛隊の艦を収容後、搭乗のスターシアの娘を貴賓室に御案内し丁重にもてなせ!
 粗相が無いように・・・』
「スターシアの娘ですと・・・
何故、此のような場所にお越しいただくのですか?」
『其の方は、我々が保護していただけ。
本来の場所にお帰りいただく為だ!』
「分かりました、丁重にもてなしをいたします」
『それから、早急に戦勝パーティーの用意をしておけ!』
「戦勝パーティーですか? と言うことは、彗星帝国との戦闘に勝利されたのですね」
『そう言うことだ! わかったらさっさと作業に入れ!!
集合場所は、太陽系土星圏だ!』
 タランは、そう言うとスクリーンから消えた。

「あの〜提督、デスラー親衛隊の艦から着艦要請が・・・」
 兵士は、報告した。
「良し、着艦口開け! 総員迎門準備!」

 

第41章END...


次章「第42章」へ

>>再建篇トップへ戻る

※当作品は、原作とは一切関係ありません※
COPYRIGHT (C) グレートヤマト/軍艦やまと<宇宙戦艦ヤマト-再建篇->製作委員会